旅にグレイハウンド

西海岸をグレイハウンドで行く

2026.4.17 リスボンで少し省みる

 

 

おら〜!

今日は朝から世界遺産を見に行くので早起き。暗いなか 部屋でごそごそ用意していたのは私だけではなく、ヨーロッパ人の女の子もだった。

今 泊まっているホステルが、ホステルに泊まったことない人が作ったんやろな〜という設計で非常に使いにくい。

自分的にいいホステルというのは、

・トイレ、シャワーが(できれば洗面台も)別々

・フックが多い

・ベッド下の収納、大きくて開け閉めしやすい

・照明が明暗2段階あるいはトイレ付近と部屋全体が分かれている

・電気のコンセントの周りになにもなく変換器が付けやすい

などで、バルセロナやセビーリャ、マラガのホステルではぜんぶ満たされていた。ああホステルに泊まったことのある、バックパッカーの需要を分かっている人が作ったんだなあと思ったものだ。

しかし今泊まっているホステルはすべてを満たしていない。それでヨーロッパ人の女の子と暗い中で文句を言い合った。

 

スペインよりも夜明けが早いなあ

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満員の通勤バスに乗らせていただく。
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20分ほどで世界遺産 ジェロニモス修道院に到着、9:30に開館のところを8:30に着いたのは、チケットを持っていないからだ。オンラインチケットがまたしても売り切れていて、ヨーロッパの観光は難しいなあと思いながら学ばない……!

出勤してきたおっちゃんに チケットオフィスどこかきくと、「あっちの公園の鏡張りの箱だよ。でも今日はストライキだから人が来るかわかんないなあ」とのこと。

ストライキか……………

インターネッツで調べていたのだが、当日チケットは長蛇の列だそう。しかしチケットオフィスの辺りに行っても誰もいない。早く来すぎたかなあ、と思って歩いて10分(坂)のスーパーに。
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朝 ホステル一回の給水機のお水がなくなっていた(なぜ)ので水筒を持ってなくて、道中で昨日のフォカッチャをつまみながら来たので喉がカラカラなのである

お水は スペインの最安値が€0.26なのに対しポルトガルでは€0.32、ちょびっと高い。

チケットオフィスはほんとに鏡張り。
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しかし9時に開いたオフィスは、じつは観光案内所のもので、リスボアカードという観光共通券を買う場所のよう。

あとで来たカップルと私を見た 案内所のお兄さんが「ここではチケットは買えない、向かいの建物で買えるが ストライキの日なので9:30にならないと開くかわからない。リスボンでは金曜日はたいていストライキが起こる。」と簡単に説明してくれた。

金曜日にたいていストライキてなんやねん。週末長くしたいだけやん!!

私が「はは〜毎週ならチェックしとくべきだったね」と笑うと、カップルは「私たち今日が最終日なのよね😣」と悲しそう。そらそういう人もおるやろうなあ。見たところ観光業が盛んで飲食店も地元よりは観光客に向けてやってるみたいな街やし、その辺ちゃんと賃金上げて悲しい思いする人減らしたら〜?って思うけど!

リスボアカードは€32とかして嫌すぎるし、学生証を有利に使いたい私はお兄さんに相談する。「学割効かせるなら 開くかわからんけどチケットオフィスの前で待つのが最善ですよね?」しかし「学割は24歳以下なんだよ」とのこと。

見かねて「9:30からミサがあるからそこに参加してみたら? 無料だし、バスコダガマのお墓は教会内にありますよ」と助け舟を出してくれる。「でも私……(but I'm not……)」クリスチャン?カトリック?じゃないと言いたくて言葉が出て来ずにいると、「まあトライしたら?」と肩を上げるお兄さん。

まあ その国の人がそう言うなら、と修道院に近づく。

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すげー!

1502年着工、マヌエル1世によるマヌエル様式最高傑作。バスコダガマが アジアまで渡って胡椒を持って帰ってきて、航海にかかったお金の70倍の利益を出したおかげで建てられた修道院。夢があるよなあ

そういう話を聞くたびに 人類の全盛期はもう過ぎたんやろうなあと思う。そうやって馬鹿みたいな額のお金を、こういう国家事業や宗教的建造物にどばっと使うことはもうできないもんね。それに代わって この時代の庶民が渇望した平等や自由が今の庶民にはあるのだから、全盛期ってのもミクロかマクロか、視点によるんやろうけど。

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9時をすぎると扉の前に柵がかかって、黒い服のおじさんが立つ。キャップを脱いで「ミサを見たいんですがいいですか」と訊くと、二つ返事で入れてくれた。

しかし
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この写真を撮った瞬間 別の制服を着たおじさんにめちゃくちゃ怒られた。「写真撮るなら君はビジターだ、出て行きなさい」と。「もう撮らないよごめんなさい」と言うもおじさんは怒っている。すると黒い服のおじさんが何かを話してくれた。「出て行かないとだめですか?」と訊くと、「ちゃんと座って、写真はだめ、歩き回ったらだめ、ミサに参席するんだから」と諌めつつ、「いていいよ」と言ってくれた。

私はかなり後悔(大航海時代だけに)。今までも宗教施設にお邪魔してきたけど、信仰を茶化すようなことはしたくなくて、お祈りとかには参加しないようにしてたのにな。チケットオフィスのお兄さんが言うならええか、他の人もしてるかもしれんし、と思ったのが軽率で他責思考だった。

でもまあ、おってええと言ってくれたからには参加しようと気持ちを切り替えて、そこからたっぷり1時間 教会で時間を過ごした。

ミサが始まるまで30分、ミサが30分。しかしまあやはりステンドグラスや内装がとても凝っているので、言葉がわからないなりにあんまり退屈しなかった。その辺もカトリックの仕組みがよくできてるってことなんかも。

あとミサが始まると 立ったり座ったりしないといけないので油断できなかった。

お布施を集金したり 開会の挨拶みたいなんをしたり 司教さんをサポートしたりするのは、普段着の有志のおじちゃんおばちゃん達みたいだった。

司教さんは、入場と退場の際1回ずつ机にキスしてた。キスが聖なる行動なのちょっとおもしろい。あと 終盤になるとパンらしきものを食べてぶどう酒らしきものを聖杯らしきもので飲んでいたけど、仕事のなかに飲食することが含まれるってすごいよなあと思う。これは芸人とか芸能人とかを見てても思うが。自分の体内になにかを入れることが仕事のうちなの リスクとコスト高すぎる。

最後、信者たちが司教さんの前に並んで、パンらしきものを食べさせてもらっていた。それぞれもらう前に祈ったり 跪いたり 背が高かったり するのだがそれに司教さんは合わせていておもしろかった。

信者はほとんどがポルトガル人っぽかったが、少しだけフィリピン系やインド系に見える信者もいた。しかし皆一様に敬虔そうで、椅子に座る前に片膝をついて十字を切っていた、膝が悪いと大変そうやなあと思った。

信者ではない私は 十字はもちろん切らないけど、静謐な気持ちで座って(ときに立って)いた。これを子どもの頃から毎週必ず繰り返したなら、神を信じるか否かとはまた別のところで宗教心というのは生まれるのかもなあとか思いながら。

というのも、私は日本で行う法事を必要な時間だと知っているからである。亡くなった家族を普段忘れることはないので一年ごとに思い出す必要はない。しかし節目で 形式に頼って普段聞かないお経を聞いて、お線香の匂いを嗅いで座っていることは、そういう習慣は、生活の中で頭を静かにするために必要なことだと思う。システムは、思考が介在せずに済むだけに ときに説得力がある。

カトリックのシステムのなかで育った人たちが十字を切ることは、安らかなことだろうと想像する。

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去り際にちょっとだけ写真を撮った。装飾の美しい教会だ。あと、司教さんの歌パートが一瞬あったのだが、マイクを通した声がよく反響した。聖なる感じの啓示が反響して聞こえる表現ってたまにあるやん?……自分を呼ぶ声がする描写とか、アニメとかで………ある気がするんやけど、その大元ってここかなって思った。教会は声が反響しやすいように できてて それ自体が楽器なんだな〜。

バスコダガマの棺らしきものは チラ見して まんまんちゃん、と心で呟いた(他宗教)。

冷やかすつもりもなく 大人しく脱帽して周りに合わせてたからめちゃくちゃ不快な存在ではなかったやろうけど、やっぱり宗教や思想の関連する集まりに野次馬するのはよくないな、よっぽどの機会がない限りもうやめよう、と思った。

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いやあしかし寒かった。外は20度以上あるのに、教会のなかっていつも思うけど寒いなあ。

太陽の光はステンドグラス越しの限られたものだけやし、ほの暗いし、石造りで夜の寒さを蓄えた教会は寒い。

日光に感謝しながら、スーパーで買った生搾りオレンジジュースを飲む。
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それから少し川の方へ歩いて、発見のモニュメントの方へ。
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1940年の万博のため建造され、1960年にエンリケ航海王子没後500年記念でコンクリートで立て直されたモニュメント。

すぐ近くの地面には世界地図が。ポルトガルがその土地を発見した年がそれぞれ書いてある。
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日本は1541年やって。1543年に種子島に鉄砲が伝わる前に 大分に来てたらしい。それから1549年に鹿児島にフランシスコザビエルが来たそう。

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なんか北方領土でかい。四国ちゃんと描いてくれて嬉しい。

 

発見のモニュメントはなかなかにかっこいい像で、かっけー!と何度も呟いた。
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みんな用事ありげに十字架とかいろいろ運んでて躍動感がある。

先頭のエンリケ航海王子の颯爽とした立ち姿がかっこいい。

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裏側。
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なんかみんな同じ髪型でかわいい。

この人たちのおかげでヨーロッパは発展し、この人たちのせいで世界のいろんな部分が暴かれ搾取が生まれたんだなあ。

 

少し西に行ったところに もうひとつの世界遺産、ベレンの塔があるのだが、工事中で閉まっていたのでスルー。

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すぐそばがマリーナなので船の出入り口があり 道が続いてなかったのでやる気をなくし、近づくこともしなかった。

ベレンの塔もジェロニモス修道院と同じマヌエル様式で、16世紀に建てられた。川の出入りを監視したり、囚人を閉じ込めたり、要塞になったりしたらしい。

ヨーロッパの古くてでかい建物は、その古さとでかさゆえに建て替えが簡単にいかなくて 常にリユースされているからいいな。千年前まではモスク、五百年前まではお城、百年前までは要塞、あらゆる時代を 宗教を 超えて大事にされるものって美しいね。美しいから大事にされるのもあるんやろうな。

 

ここから海岸沿いに歩いたら20分で着くMAATという美術館に行くことに集中しすぎて、私は重大なミスを犯した。

ジェロニモス修道院のキッチンで生まれたあるスイーツは、18世紀以前まで秘密で作られていた。1820年の自由主義革命により修道院が閉鎖されると、収入を求めて修道女がそのレシピを売った。それを元に開かれたお店がパステイシュ・デ・ベレンというジェロニモス修道院のすぐそばにあるパステル・デ・ナタがそのルーツを持つお店なのだ。

こんなにナタナタ言ってるのに、忘れるなんて悔しい。

しかもMAAT、アート・建築・技術美術館は屋根からの景色がいいだけで

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中はよくわからんうねうねとか、
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シシガミ様が入ってそうなんとか、
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ちょっとしかないのに学割で€8(≒1,480円)もして憤った。
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ジェロニモス修道院にズルして入ったからしゃーないか。€8でパステルデナタ4個は食べれたな〜。

 

若干の空腹を覚えたので バスに乗って行きたかったスープ屋さんへ

Googleマップの営業時間、朝9時〜朝7時なんやけどほんまなんやろうか。朝7〜9時しか閉めてないってこと? 朝8時がいちばんスープ飲みたいですけど

A Marendeira

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ケールのスープ €2.4(≒)
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いちごのドライフルーツ乗せられた、と思ったらチョリソやった。これがしょっぱくて味が滲み出て美味しい。

スープは健康そうな味がして美味しかった。スープって時点でだいぶ美味しいしな〜。ふつうはチョリソを挟んだサンドイッチと食べるみたい。

私は胃腸の機嫌がすこぶる悪いのでスープのみ。

古くて暗い店内には、おじちゃんたち。
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この隣が 明るく今風のコーヒーショップだったのだが、若者や若夫婦でものすごく繁盛していて対照的だった。

リスボンでは英語がどこでも通じるし、おしゃれなお店が多い。ご飯を食べようもんならテーブルにロウソクやお花が置いてあるようなお店か 超観光地向けのぴゃらぴゃらしたお店ばかり。コーヒーを飲もうもんなら 入り口すぐに店のロゴ入りTシャツやキャップが置いてあって週末にはDJブースも出しますよみたいなカフェばっかり。

しょうじき、おっさんが行くところがいちばん美味しいと思ってる私にはお店選びがやりにくい。

でも観光はしやすい街だ、コンパクトで綺麗やし、歴史の深さと近代化がうまいことマッチしている感じ。その間の戦後の時代が抜けてておじさんはどこでご飯食べるんかなって気持ちなだけ!

 

スープを食べ終わり、ぶりがーだ!(オブリガードの女性バージョン、そしてポルトガル人は最初のオを発音していない)と食器を返して ホステルまで歩く。もうすでに15Kステップも歩いているのだ……疲れた、お昼寝したい!

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しかし帰路でおっさんや地元の兄ちゃんが入っていくカフェを見つけて立ち寄り
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ナタ😊

4軒目:O Brasão

シナモンが別添えで、つまり中には入ってなかった。どっしりしっかりもっちりしてて、片栗粉でカスタード固めてるんかな?ってくらいの重さ。縁はぱりぱり。美味しかった!

エスプレッソと合わせて€3(≒560円)

 

ホステルでだらだらして 半分寝てたら人が入って来た。着信音が鳴り、その人が答える、「誰かが寝てるから下に行ってまたかけるね」に、日本語!!?!?!?しかし同部屋にアジア人は、中国人判定した最初の女性しかいないのである。

日中韓女性の見分けには人並みに自信があったが、眉毛の形と真ん中わけの長い黒髪が日本人離れしていたので見誤った。まだまだだなあ。

 

しばらくして起きて、また外に出る。

4時半でも弱まらない日差しの恩恵を存分に受ける白人男性たち。暑くないんかなあ?

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角を曲がると ふと坂なのである。
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リスボン大聖堂を横目に
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アルジュべ〜レジスタンスと自由〜博物館へ。
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ファシズムと戦った時代のポルトガルについて展示されている。入場料は€4(≒740円)

基本的にポルトガル語のみ、たまに英語の表示。展示すべての英語翻訳バージョンはオンラインで見られる。

入場料がそんなに高くないことからわかるように、30分あれば十分見て回れるくらいの規模だった。

Não(No)の文字は、サラザールという独裁者の演説から。何も訊かず疑問を持たず抗わずただ従え、とかそういう内容。

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1974年に革命が起こるまで、独裁制は続いたという。年表を見ると 最近のことだなと実感されてちょっと怖い。
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独裁制の終わりと共に植民地も独立してったらしい。リスボンの街にはアフリカ系が目立つ。それにブラジルから移住する人も多いんだろうな。

展示は、ポルトガル人がどのように秘密警察と戦ったか、レジスタンスが機関紙を発行するための工夫、男が外に出て会合し 抗議活動をする間 女は家を守り消音タイプライターで記事を書きと男女の役割がくっきり分かれていた、など、思想のバトルに重きを置いていた。第二次世界大戦では配給制度が厳しかったが、開戦前から独裁者により物資は配給制だったという。

閉館の1時間前に滑り込んだので駆け足になったが、そもそもポルトガルのファシズムなんて知りもしなかったので きっかけになってよかった。

 

気になってたお皿屋さんに行って

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何も買わずに出て、ご飯を食べることにした。

とくに食べたいものがなかったので、帰路にある、初日に来たマーケットを再訪。

バカラオ(鱈)のコロッケ€1.95(≒340円)
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ねちねちで美味しかった。芋感が強くて日本のコロッケを思い出した。

アロス・デ・マリスコ€18.5(≒3,410円)
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これはめちゃくちゃ美味しかった!昨日のお鍋いっぱいのおじやに 勝るとも劣らない……いや勝りはしないけど、肩を並べかけるくらい美味しかった!高いけどね〜

たくさんのエビや 剥かれたカニ、ひとつだけ貝が入ってて具にも大満足やし、海鮮の旨みを吸ったお米が今書いていて唾を飲み込んだくらい美味しかって、満ち足りた。幸せやなあ、と、ぽっかり思った。
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飲まないと決めていたはずのビールをいってしまった。しかもなんか高かった😡€4.2(≒780円)

 

そして仕上げの
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ナタ😊

5軒目:Manteigaria
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€1.5(≒280円)
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小さめで、生地はサクッとしてるけどパリパリじゃなくて、スパイスも効いてなくてとてもシンプル。少し卵くさくて 私の好きなパステルデナタだった!こんぐらい無個性の方が美味しいんよな〜、たぶん甘党じゃないからかな。

 

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美味しい物を食べて 晴れた街をそぞろ歩くだけで幸せになれる自分はお手軽だなあ。しかし食の幸福は持って1時間なので、不幸を消し去ってはくれないし。幸せでいるためには食べ続けなくてはいけないけど胃のキャパシティは知れてるし。

ビールを久しぶりに飲んで ふわふわして バーがあるのでもっと飲みたくなったけど、やめた。足るを知る、べきであるなどと珍しく考えたからである。私にない概念なのでびっくりした。足るを知らなければ幸せにはなれないわな。でもいつまで経っても足りないんだもーーん

変な鳥を見つけて、しばらく見上げた。

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明日はリスボンを出て、この旅最後の目的地へ向かう。

早起きして またポンデケージョ買いに行こっかなあ

 

 

2026.4.16 リスボン 坂を上がって下がって

 

 

朝起きると、同部屋の中国人ぽい女性はいなくなっていた。ひとりで伸び伸びと用意を済ませる。

ホステルにあるまじき設定だと思うのだが、キッチンがないのだ。一階にあるレストランで朝食を注文しろ、それ以外の飲食は禁止ということらしい。

ホステルの客層がきっと変わってきてるんだろうなと思った。SNSでホステル泊が流行っているらしい。ホテルに泊まるお金はあるけど、友達づくりにホステルに泊まろうという人が増えているのかもしれない。だって、ホステルに泊まる人間は 宿でご飯を食べるなんて妥協、田舎に行くとき以外しないはずだもの。

さて、今日は 昨日助けてもらったアメリカ人の女の子ディナとお昼ご飯を食べることになっていた。

しかし、お店探しとくわ(趣味やし)!と言って何店舗か送ったら、そのあとに「あ ゆっとくけど(just so you know)あたしベジタリアンやねん」というテキストが来て、やる気がなくなった。

今思うと、「ベジタリアンのレストランを探してね」というよりは「あなたと同じお肉やお魚を食べられないからね」という意味やったんかなあ。それでもやる気を無くした私は、めんどくさいなあ、なんで一緒に食べようなんか言ったんやろ、と後悔した。それで「やっぱりお腹空いてないからエッグタルトだけ食べよう」と身勝手な提案のテキストを送った。

ヨーロッパにおるバックパッカーみんなそうやし彼女も遅くに起きてから返事をくれるんだろうと思い、自分は朝からパン屋さんへ。

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パン屋さんなのに生ビールが置いてあるという美しさ。これが美でなくなんだろうか。
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フォカッチャ目的で行ったのだが、まだ焼き上がってないと言われて頭がバグってじゃあ待ってる間に!とポンデケージョをいただいた。

もちもち、ねちねち、どっしりで美味しい!日本で食べるポンデケージョは、軽くてふわふわでもっちりやけど、ポルトガルのはもっとどっしりしている。カナダで食べた ブラジル仕込みのポンデケージョは、ひとつずつが小さくてもう少し軽かった。同じ料理でも国ごとに食べる人の好みが違って、何年もかけて変わってったんだなあ。

焼き上がったフォカッチャは ナンくらい大きくてびっくりした。どっちもひとつ€3.5(≒645円)

 

パンの食べ過ぎでぐったりしつつ、ぼそぼそ歩き回る。

なんかトラムに乗ってみた€3.3(≒610円)り、高台から街を眺めたり。

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入り組んだ街で、バルセロナの碁盤の目の地区とはまったく違う。それもそのはず、この街は18世紀の震災を免れた歴史のある街らしい。無秩序にそれぞれを向く家の屋根は、それだけこの街の歴史を表してるんだなあ。

反対にサグラダファミリア周辺の印象的なバルセロナのあそこは、万博目的で19世紀に新規開発された地域らしい。パリも同じ19世紀に都市開発がなされ、スクラップアンドビルドでぜんぶ壊して立ち退かさせて綺麗に整備したとか。このへんの都市計画って勉強したらすごくおもしろそう。大学の専攻、そういうのでもよかったよなあ。

まあ、だからやっぱりバルセロナは歩きやすいし、リスボンはトリッキーなアップダウンが多く 鋭角な道もあったりして ものすごく歩きにくい。

 

なんかでっかい広場に行ったり

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お腹が空いて道端のカフェで野菜スープ€1.8(≒330円)を食べたりした。

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スペインとは違って、ぱっと入れてひとりで食事できるところが少ない。代わりにおしゃれでアップビートでポップな若者向けのカフェと、ラーメン屋を始めとするおしゃれジャパレス、あとはインド料理屋なんかも多い。

 

ポルトガルに来た目的は、ひとえにパステルデナタ(エッグタルト)を食べ比べするためである。今日は3軒まわった。


1軒目 Pão de RIBEIRA €1.6(≒300円)

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スープと一緒のカフェでいただいた。縁がサクサクパリパリ!中身のカスタードは、卵の風味は少なく 代わりにすごくスパイスが効いている。喉にかかる甘ったるい感じは これなんやろ……? 最後はカラメリゼの苦味がほんのり香った。

 

2軒目 Nat'elier | Pastel de Nata €1.6くらい(≒300円)

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これもガワがぱりぱりで、シナモン系のスパイスが効いていた。あんまりエギー(egg-y)じゃない。

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このお店にはビーガンオプションがあり、ディナもハッピー。

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ここで もやっとすることがあった。お店の前のテーブルについて2人で食べて話していると、自称アーティストのおじさんが「お金払うかは後で決めていいから、アートを見せていいか」ときいてきた。私は問答無用でノー、でもディナは私は見るわちょっとだけね、と答えた。

カジュアルトークが繰り広げられる。ディナの母方にはラテンの血が入ってるとか、おじさんはコロンビアかどっかから来たとか。指に絵の具をつけ タイルに風景画を描くアーティストと私はなるたけ目を合わさないようにする。まじで買うんかなこの子、しかし買わへんという選択肢はあるんかな、と思いながら横目で見ていると、最終的に「€20だよ」「買うわ」とのこと。

ひえー!買うんやあ、こんな よくわからん 絵を??と思ってたら、コインを並べ出すディーナ。「ちょっと足りない、ねえ借りてもいい?」私は金銭の貸し借りをこそ恐れていた。彼女を信用してないし。財布にはお札も入っていたが、コインだけを€2.7出した。それを合わせてぜんぶで€17くらい集まり、値切ったディーナはありったけのコインで"絵画"を購入した。

そして「エッグタルト 買って返すからね」と言って買ってくれたエッグタルトは€1.7。

損してもいいつもりでコインだけしか出さへんかったけど、アーティストは絵が売れてウィン、ディーナは値切れてウィン、なんで私だけ€1ロストしてんねん?

こういうとき、倍にして返せとは言わへんけど、最低ラインが借りた金額やと私は思う。変な気を使わせたくないからきっちりした金額を返すというのは筋が通ってると思うし、手持ちがなかったら足りない€1は別で補うねと断るのも筋が通ってると思う。けどなあ……金額が小さいだけに問題にするわけでもないけど確実に彼女のやり方は筋が通ってはないよなあ………

まあここで、昨日から感じていた会話のリズムの合わなさや、ん? という感じが確信に変わり、彼女を友達と呼ぶことはないだろうなと結論づけた。

 

3軒目-Castro - Atelier de Pastéis de Nata €1.7(≒320円)
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しかし 奢り?の このエッグタルトが、スパイスも控えめで縁が少ししっとりしてて、いちばん好みだった。
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私たちは海まで歩いたり、ドラッグストアで必要なものを買ったりした。ディーナは もう2ヶ月間バックパッキングをしているらしい。$10,000くらい使ったって! 2ヶ月、それもフランスやオランダにいたらお金かかるよなあ。

歩いていて、道のホームレスが子犬をだしに物乞いをしているのを見て、「あの子犬たち 朝からずっとああやってぐったりしてる。ちょっと通報してもいい?」と言ってポルトガル警察の動物部門に電話をかけ出したのも興味深かった。それもちゃんと「Hi do you speak English?」から始めてたけど。

無神経なんかなあと思わせつつ 自分とは違う部分に気を配るディナを見て、人間というのはかくも違うなあ、と楽しかった。自分が許せない部分に平気で踏み込むからと言って、相手の礼儀がなってないとか 教育が文化がとか でかいところにその物差しを当ててものを言ってはいかんなあと改めて思う。

その後もたびたび ああ警察がちゃんと来てくれたらいいけど、とか思い出しては言っていた。

私というとこのところお腹の調子が悪く、何か食べたらちょっと崩すことがあって、今日もそうなったので断りを入れてホステルに帰った。

友達になれないからと言って、必ずしも興味深くないわけではないのだ。反語すぎる。Not being able to become friends with her does not necessarily mean that she is not interesting、英語にしてもややこしい。フルに楽しかったわけではないが、学びの多い時間であった。

 

しばらくホステルで休み、お腹がぺこぺこになったので外に出る。

リスボンでは行きたいレストランがあった。観光地のど真ん中だが、なぜか食いしん坊レーダーがぴこぴこ反応しているのだ。

Uma Marisqueira(外観撮り忘れた)

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多言語対応のメニューにはちゃんと日本語も含まれていて、店内には日本人もいた。
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Arroz de Marisco、シーフードライス€19.9(≒3,660円)

注文すると「30分かかるけどいい?」と訊かれ、よくないと答える選択肢はないでしょうにと思いながらオッケーと答えた。

店内は電波が悪く、暇なのでぼーっとしていると、左隣のカップルが気になった。60代くらいの白人男性と50代くらいのアジア人女性。女性が拙い英語でずーっと何かしらを喋っているのに、男性はほぼ無視。問いかけの5%ほどにしか答えない。少し憤りを感じる。女性は明らかに英語が不自由であるのに 店員さんにものを頼むのも 会話の手綱を握るのも彼女で、あまつさえ無視なんて……。

反対に右隣のスペイン語を話すおじさんは、お鍋が来てから家族にテレビ電話をかけていた。お料理を見せて店内を見せて、笑顔で話して電話を切る。なんかいいな、お仕事で来たんかなあ、と想像する。

20分後、どんと置かれるお鍋。
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一人前と銘打っているが、お米も具材(ムール貝、有頭エビ、カニ)も結構な量である。
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取り分けたら高級そうに見える。

これが美味しくて美味しくて、夢中で貪り食った。カニを割るハサミも卓上にあったので、ばきばき、すうすう、はみはみ、静かに没頭して食べた。

食べ終わったとき 嬉しくて 海鮮のガラと綺麗に空になったお鍋の写真を撮っていたので見てみると、20分で平らげている。脅威のスピード。

カップルは途中で帰ったのだが、なんとなく聞いてると男性の方に 吃りがあるかもしれなかった。話すのがあんまり得意じゃないのかもしれない。そして、言葉にしなくても伝わり合うなにかが2人にはあるから一緒にいるのだろう。私は言語外のコミュニケーションをあまり信用していないが、それをこそ信用しているというカップルは割に多い。人それぞれいろいろある。補い合って生きているカップルに 心の中で文句をつけるなんて無粋だった。

ぺろりと食べ終わって満足していると、隣のスペイン語おじさんがにこにこして私を見ていた。「美味しかったねえ?」と笑っている。「美味しかった!!!」と私もにこにこ。おじさんはメキシコ人で、先月50歳の誕生日を迎えたので自分へのプレゼントでレアル・マドリードを観にきたらしい。「スタジアムで笑顔」の自撮りを見せてくれた。せっかく来るならとバルセロナやリスボンを周り、次はセビーリャを訪れるらしい。

忙しいお店なので、少し話してさよならした。やはり満ち足りているおじさんは他人との繋がりを無理に求めないので 楽だ。食事の前に電話をする家族がいて、誕生日プレゼントを自分のためだけに贈れる経済的余裕があって。へんに絡んできたりするおじさん達は、満ち足りていないのだろう。

 

お店を出ると街が夕暮れのバスタブに浸かっていた。

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夕暮れのバスタブ?へんな表現

穏やかな内海に赤いタンカーが浮かぶ。少しだけバンクーバーを思い出す。

 

身体がものすごく慢性的に疲れているが、今日も楽しかった!

 

 

2026.4.15 セビーリャに後ろ髪を引かれ越境

 

ブエノ ディア〜

 

30時間眠って、いつもの朝ご飯を食べてホステルの外に出ると、うわっと音が襲ってくるのでびっくりした。朝10時、セビーリャはマラガよりも動き出すのが早い街らしい。

映画なら私の隣にカメラがびたづきで追ってきて、画面にタイトルが出るだろう、そして空にパンする、そんな朝の始まり。

眠り過ぎの頭はぼやぼやだが、それとは対照的になにもかもくっきり照らす陽光があまりに美しく

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ああ 画家ならこのままを絵に描くだろう、演奏家なら賛美の曲を書くだろう、などと まるで西田敏行のようなことを思った。

どれもできない私はスマホで写真を撮るだけなのだった。美しい朝。

 

もう着る下着がなくなるので、ランドリーに行った。

€4.5で洗濯、€3でドライ。計€7.5(≒1,400円)するので けっこうな出費よなあと思うがどこでもこんくらいなので仕方ない……。自分で洗濯すべきなんやけど、狭いドミトリーの部屋で洗濯もん干したくないし、ぱりっぱりに乾いてほしいから……😣

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待ってる間に ピン立ててたコーヒー屋さん。なんか 今まで飲んだなかで最高のコルタード!ってレビューがあったので気になってたのだが、別にふつう。ふつうにおいしかった。

コルタードは エスプレッソにミルクちょびっと、なので、量として少ないために カフェラテのダブルにした。クッキーと合わせて€4.5(≒840円)

 

洗濯物を回収し、戻って荷造り。バスまで時間がない。1時間後にはホステルに戻らないといけない。大きな河も世界遺産の教会も見たかったけれど、それはまた来るいつかにお預けだな。

割に元気になったので、青空の下をめきめき歩いた。

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歴史がありそうなハーゲンダッツ。なにかの建物だと思って凝視しながら前を通ったけど、なんの案内もなかった。デフォルトで華美なんかい。

セビリア大聖堂の周りをぐるっと回る。あふれる観光客たち。要塞っぽい見た目の入り口でわやわや。

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ホステルの周りの旧市街、観光の中心地にはなにもかもあった。それで、気に入りとなっている"natura"というバルセロナ発祥の服屋さんに入って、目をつけていたアイマスクを自分用に、

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牛のキーホルダーを3つお土産に、買った。

キーホルダーはセキュリティタグ付きだったので、店員さんに「キエロ(want)、トレス(three)、バカス(caws)」と言ってとってもらった。牛がスペイン語でバカ(vaca)なのは、昔にペルー人の友達と「馬鹿!モ〜」とふざけ合ったので覚えていたのだった。ちなみに日本語の馬鹿はかなり世界共通語で、「かわいい」と同じくらい誰にでも伝わる。とはいえキーホルダーは明らかに牡牛なのであって、そこはご愛嬌。

フラメンコ用らしき扇子屋さんやドレス屋さんもたくさんあって賑わっていたが、時間なので引き上げた。重い荷物をまた背負ってチェックアウトし、

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バスステーションに向かう。

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迷った挙句、ここまで来たのだからということでポルトガルに行くことにした。しかしポルトはなし、代わりにリスボンに3泊。

セビーリャからはバスで7時間ほど。日が長いので夜に着いても困らないだろう。今まで積極的にバス移動を選んできたが、この路線だけは正真正銘電車が通っていないのだ。

 

今回はFlixバス。緑の車体は、北米でも使ったことがある。運転手はおじさんがふたり。

順調に走り出してしばらくすると、小柄な男の人が後方から通路を歩いてきて、おじさんたちに話しかけている。英語なのでわかったのだが、どうやらガールフレンドがもよおしたらしい。

「そんなことを言っても次のエアポートでは客を拾うだけで休憩はなしだ」と言い張るおじさんたちとしばし口論ののち、バスはしばらくしてガソリンスタンドに停車した。

私ももちろんここぞとばかりにバスを降り、女性たちばかりのトイレの列に並んだ。トイレはひとつきりで、なぜか鍵がかからないつくりだったので、女性たちは順番にドアをおさえあった。シスターフッドであるなあ。

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用を足したらなんとなく爽やかなものを飲みたくなったので、ガソリンスタンド併設の売店で紅茶系の缶を買った。

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すると、運転手のおじさんたちに「お前、そんなもん買ったんか!?」「トイレ行ったのに 飲みもん飲んだらまた出さなあかんやんか!」と言われた。もっともである。てか、bañoしか言葉聞き取れんかったのに、手の動作と呆れた笑顔で何言ってるかわかった。人間同士のコミュニケーションっておもろい。へらへらして「えすたびえん〜(it's okay)」って言っといた。

女性たちを収容したバスはまた走り出し、エアポートの停留所で停まる。するとまたもガールフレンドがトイレに行きたい男性が運転手たちと交渉を始めた。おじさん達は、遅れるやんけ!と怒る。怒りながらも、バスを降りたカップルを待たなくてはいけないし、しばらく停まってるようだったので、太った白人のおばさんの後について私もちゃっかり走ってトイレに行った。ラピド!😡て言われたけどしゃーない。

おじさん達はぷんすかしているけど、もし男性の方が尿道短かったらトイレ休憩頻繁にとってますよね。これはフェミニズムではなく、他人への配慮の問題である。体のつくりは大きく見積もってふた通りあって、どちらか一方が我慢しなくてはいけない仕組みというのはおかしいのですよ。

 

バスは走って、どうやら国境。

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越えたらすぐに栗の木ばかりになったので、調べたらポルトガルは栗が有名らしい。イメージないなあ。
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途中で見た、エアポートの近くのラウンドアバウトにあった像たちがかわいかった

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飛行機を見送っている。

 

それからしばらくして正規の休憩所に着いた。

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空腹だったが、サンドイッチが€8とかしたので馬鹿らしくて、電源だけ借りてスマホを充電することにした。

すると、女の子が「ここ一緒に座っていい?」と話しかけてきた。当然のように英語である。バルセロナで「ゲイに見えたから」という理由で話しかけられたことに憤慨した身でいうのもなんだが、ぽちゃっとしてピクシーカットにタトゥー満載、妙に近い距離感としっとりした話し方に「ああまたゲイにゲイだと思われて話しかけられたんか」と思った。

だってその子の第一声が「あなたのそばかすほんとにかわいい」だったのである。く、口説かれている...?

じゃっかん腰が引けながらも話を聞くと、ニューヨーク出身(もちろん、どこからきたの? にニューヨーク、と答える)で ヨガの先生をしていたのを辞めてヨーロッパを旅して回っているらしい。名前はディナ。

よく考えるとアメリカ人と話すのは初めてだった。カナダ人とアメリカ人というのは、不思議だが全く違う。カナダ人は、すぐ謝るしすぐお礼を言うし、もちろん白人は他人種と比べてつんとしているが、それでも意識が高くてなんというかリスペクトフルである。そういう像と比べると、ディナはとても違った。

まず人に話しかけるときに「Hi! Do you speak English?」なのにほんとうに、心の底から、驚いた。「ヨーロッパなんて国によって話す言語が違っていちいち覚えてられないわよ私、アメリカ人(American)よ?」などということを、ふつうの顔で、なんでもなく、いけしゃあしゃあと、言うのである。あ、あめりかん...カフェの注文でしか聞かなかったよカナダでは...。というのは大袈裟かもしれないが、なによりラテンアメリカ人とつるんでいるとアメリカ合衆国出身の人をアメリカ人とは、呼ばないのである、だって、ラテンアメリカ人達だって、アメリカ人だからね...。バッドバニーがスーパーボウルで"Together, we are America"と見せてくれたのはなんだったんだ...。

こっちのバスの特徴なのか、休憩時間にはバスが完全にエンジンを止め、ロックされる。よって乗客達は運転手を待たないとバスに乗り込めない。それでわやわやと外でみんなで待っていると、運転手のおっさん達がゆっくりでてきて、1人が私の目の前で「ふあぁ〜〜〜あ」と大きなあくびをした。不快だったので眉をしかめるとディナが、「This and men say we are dramatic(男は女が大袈裟なんて言うけどどっちが?的な)」と言ったので、おお、主語でかい、フェミニストだ、と思った。自分も大概 主語でかいんやけど、客観的に見るとちょっとびっくりしてしまう。気をつけよう...。

まあそのように、喋ってると、ん? と思うことが多かったので、ディナは隣同士に座りたそうにしていたけど空気を読めないふりしてバスでは自分の座席に戻った。「Ohhh I miss you」とか言われて少し怖かった。

 

 

リスボンに近づくと、大きな橋がかかっていて、干潟のようになった場所で夕暮れを見られた。とても美しかった。変な地形の街だなあ、吠えるライオンの顎のように湾が陸地に食い込んでいて、琵琶湖大橋のように平らな海を大きな橋が横切っている。

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ディナがトイレに行くのを待っていると、おでこがぱっこん割れた男の人がふらふら歩いててびっくりした。緑色のアルコールらしい瓶を持っていて、酔って転けて流血したっぽかった。
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と、到着して気付いたのだが、私のSIMカードはイタリア・スペイン対応のもので、ポルトガルでは使えないようだった。どうやらネット難民になったようだ。

幸運にも泊まる予定のホステルがディナのものと同じ方角にあったので、降りるバス停を調べてもらった。次の日にお昼ご飯でも一緒に食べようと約束をして、ディナは先に路線バスを降りて行った。

よく考えると、降りるバス停が分かってもそれから先の道がまったくわからんなあ、と思いながらバスを降りる。路線バスや路面電車、車道が複雑に交差する都会だ。またもやラッキーなことにGoogleマップが先回りしてオフライン地図をダウンロードしてくれていたようで、GPSは生きていたので問題なくホステルについてチェックインした。

なんかいつも、なんとかなるやろで強行突破するのだが、なんとかなっているのは運によるところが大きいなあ。

 

無事にWi-Fiをゲットして、SIMカードを購入し、晩ごはんを食べにでた。ホステルの近くに市場があるようなので、そこを目指した。

到着したタイムアウト・マーケットは、ずいぶんとツーリスティックだった。

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しかし中央にバーがあり、ぐるりをレストランが囲んで、大賑わいの様相は楽しく、数あるシーフードレストランからひとつを選んで「今日の一皿(Plato dia)」を注文した。

A bras de gambas €12.5(≒2,285円)

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バカリャウ(鱈)・ア・ブラスというポルトガルを代表する家庭料理のガンバス(エビ)バージョン。玉ねぎやポテトの入った卵焼き。これはなんだかライム的な酸っぱさが目立ってそんなに美味しくなかった。

真剣にビールを飲みたかったけれども、マドリッドまでは飲まないと誓いを立てたので我慢をした。

注文の出来上がりを待っていたら、テーブルの隣に座った女性2人が、自分たちのコロッケが美味しくなかったようで、私や 私の前に座る男性2人全員になんとなく「これ要らない?」と訊いた。私は腹ペコだったが 成り行きを見守るため少し黙った。すると男性たちが「いるいる〜!」とぺろりと食べた。男性たちはトルコ人、女性2人はフランス人。ちょっと口説こうとしていたが(「君たちが食べれないもの僕たちが食べてあげるから〜etc」)、女性たち あまり英語がわからず撃沈。

しかしそのあと ピザも もう要らなーいと あげていて、喜んで食べている男性2人の神経を少し疑った。寄越す方も寄越す方やけど、食べる方も大概やぞ。

 

帰りしな、トケイソウが咲いていた。

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ポルトガルはなんだか街角がいちいち絵になるなあ。

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ホステルは私と、それから東アジア系の女の人のふたりきりで6人部屋を使った。彼女が薄着をして「寒い」とか言って暖房をつけるので憤慨したが、なんやお金持ちの中国人が初めてホステル泊まるんかいな、と思ってやり過ごした。「暑かったら勝手に夜中電源切るからね」と伝えて眠った。

 

 

帰国後1週間と少し

 

 

完全に燃え尽きてた!!!

ちゃんと関西の実家に帰って沈没していました。ポケモンのファイアレッドを殿堂入りしてスイクンを捕まえようとしているところ。

まだなんかふわふわよくわからん気持ちやけど、ぼちぼちちゃんと更新してない残りの日程分、日記書いてアップするぞ〜!

 

心配してくださった方がいたら ノーウォーリーズ ペロ ソーリー フォー ビーイング ア ビット レイジー!

 

2026.4.13 マラガを好きすぎてやりすぎる

 

 

朝起きて、チェックアウト。いい加減に蚊に刺されまくってその数10箇所に届こうとしているので、気が狂いそうである。

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こんななんでもない虫刺されの薬が€8.5(≒1,580円)もした。スペインの物価よーわからんわ、虫刺されの薬なんて生活必需品じゃないんか?

それとも 国民皆保険でカナダみたいに医療費が無料とか?そしたら市販薬が高いのも頷けるけど。

 

それから理由もなく人の少ないビーチに行きたくて、バスに乗った。

アパートが並ぶ。ベランダに窓をつけているお宅とベランダのまま使っているお宅が混在している。自分ならどっちにするかなあ
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虫多いし 窓をつけるのもいいアイデアかもしれない。

ビーチ沿いの へんな建物。
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ダウンタウンからかなり離れて、ぜんぜん人がいなかった。
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風が強かったけど、太陽がさんさんで 気持ちが穏やかになった。

お腹が空いたので 観光地に戻り、アタラサナス中央市場へ
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海を見たから海鮮を食べたい、と思って、来るつもりのなかった観光市場に来てしまった。1日目に行った地元感のある海鮮市場の方がよかったんだけど。お店が月曜定休だったのだ……。

それで
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値札がないのに 注文は2つからというヤクザなやり方でたくさん食べてしまい、この旅でいちばんお金を払う羽目になった。

€37.8(≒7,060円)うう………悔しい。エビの串は美味しかったけど、それ以外はべつにふつう。とびきり新鮮とかめっちゃ美味しいとかでもなかった……。

いいものにお金を払うのは躊躇わないが、こういう変に騙されたようなやり方で想定外に出費があるのは萎える……。

というのも 連日の飲酒でそうとう疲れており、脳みそがまったく働いていなかったのだ。鋭くあれよ、ほんとに……!

それで挽回のためになぜかめちゃくちゃ気になっていたビール屋さんへ。

Cerveceria El Notario
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食いしん坊レーダーがまたも働いた通り、店内にはおじさんしかいない。しかもスーツの人もおる。月曜のお昼からさぼってるやん!

つきだしのサラミと、注文したピンチョス
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あとこの鶏肉だけしか入ってないサンドイッチが美味しすぎた!!
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大満足で€7.7(≒1,430円)払ってお店を出た。

ビール2杯と白ワイン1杯しか飲んでいないのにふらふらでホステルに戻る。神経が擦り切れてたんやろうなたぶん。マラガという土地を楽しみたい気持ちが強すぎて、限界突破して遊んでた。

それで、バスの時間を間違えて乗り過ごしてしまいました。€22.55(≒4,200円)パァである。なんのための節約か!!!

疲れてたんやなあと思うのは、酔っ払ってから時間を間違えたんじゃなくて、朝からずっと間違えていたのだ。到着時間を見つめ続けて出発時間だと信じ込んでいた。これだから自分のことは信用できないと思う。

ホステルでぐったりしながら新しいチケットを取り、暑い中 15kgを背負って歩く。なんか右の首の筋を違えた。

さすがに買ったファンタ。

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ヨーロッパのファンタは味が違うみたいなことを韓国人の女の子にバルセロナで教えてもらったのを覚えていたからだ。しかし普段 甘い飲料を飲まないのであんましわからん。

バスにはなぜか今旅 初めての映画サービスが
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前の座席のカップルが仲良くヘッドホンを分け合って映画を観ていた

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なぜ写真を撮ったかというと、おじさんの体臭がすごかったからだ。もともと臭うのに、早い段階でビールをぷしゅっと開けておられて、余計に臭かった。それなのに愛とはすごいんやなあ、と思って撮ったのだった。

ていうか自分もビール好きやし匂いには気をつけないとあかんなあ。

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畑を眺めていたら、現役で馬車が農業に使われていてめちゃくちゃびっくりした。写真を撮る隙もなかった。

観光用以外で馬車って見たの初めてかも。なんと牧歌的であったことだろう。急ぐ必要なんて微塵もなくて、馬を育てて荷を引いてもらってんだなあ。

こういうありえなモーメントが転がってるからバスって好きだ。
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着いたセビーリャは、川の綺麗な街らしい。

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今回のホステルは 歴史地区の観光地ど真ん中にある。

バスターミナルから20分歩く。

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マラガより少し涼しくて、穏やかだ。低い建物が多いし、交通量も比較的少なくてごみごみしていない。
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なんか入り口がそこはかとなくチャラい。
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初めての男女ミックスドミトリーで少し不安。

チェックインして、無事に2段ベッドの下を当てがってもらい、安心してスーパーへ。

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ALDIはスペインどこでもあって、安い!

好きなやつを買った。
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翻訳をかけてみると、イミテーションと書いてあった。原材料名には、Surimiとある。形が変なだけで かまぼこやん!

トマトのすり潰したんも買って、パンに挟んで食べた。
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ビジュアルがなかなかな晩ごはん。

 

心配してたシャワーはとても綺麗で、トイレも悲劇的ではなくて、男女共用ドミトリーでも比較的綺麗な方なんやな、と感謝して眠った。

 

 

 

 

14日の分を、中身がないのでここに書く。

 

朝起きると、猛烈に頭が痛い。諦めて眠ったら、次に目覚めるとお昼、その次が午後6時、ヨーグルトとパンとトマトのご飯を食べて、歯を磨いてまたベッドに入る。スマホを見る気にもなれなくて、また眠った。

 

いやあ〜、毎日お酒飲みすぎてるなあとか 昨日ちょっとしんどかったのに無理して重い荷物背負って歩いたよなあとか 思ってたけど 頭の方が先にパンクするとは!!

セビーリャでの観光は放棄して ただ眠ったいちにちでした……。無念!

 

 

2026.4.12 マラガでお店選びに成功したり失敗したり

 

ぶえのでぃあ〜!生きてますよお

マラガでの滞在を、実は4日間に延ばした。行きたいお店がありすぎたからだ。それに、ずっと曇りか雨だったから。

友達のエシー兄貴に、「マラガなんて年に1週間しか雨降らないのに」と笑われた。いや、嗤われた。

ずっと雨が降っているので、私はマラガを、食いしん坊の街なんだなあと思い始めていた。食い道楽が楽しい、グルメの街だと。

しかし今日やっと晴れて、違うやん!と気づいた

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南国リゾートやん!めっちゃ綺麗な街やん!

お天気が違うとその街の雰囲気ってまるで変わるよね。誰も店内飲食したくないくらい、お外が綺麗な街でした。

それでも、お天気悪くてもこんなに人を(私を)魅了するんやからこの街のパワーはすごいなあ。

ソーラー発電みたいに溜め込んでんのかな、雨の日でもパワーを。

 

いつもの朝ごはんをキッチンで食べて、コーヒーはお外で飲む。行きたかったカフェが日曜日で閉まっていたので、通りすがりのカフェに入る。

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カフェ・コン・レチェ €2(≒370円)

なんかエスプレッソの味があんまりしなくて美味しくなかった
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テーブルに座った手元の真横にある電気プラグに充電器を刺して使っていると、「ごめん 充電はしないでください」と店員さんに言われ、それは無理があるぜ………と思った。

トイレの流すボタンが壊れていて、こわごわ引っ張った紐が体調不良の人が鳴らすサイレンで、わあわあわあごめんなさいってなった。トイレの流すボタン壊れてるってなに????

観光地の真ん中クオリティだった。

 

売店のLay'sの広告。「食べちゃうわ」みたいな顔してるけどそこにポテチ入れてる方が悪いよなあ
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アルカサバ、別名マラガ砦に行こうとしたら、ネットによると日曜日は2時以降無料とのこと。列にもう並んでたけど、抜け出した。ネット上では入場料€2.5くらいのものらしかったが、バックパッカーらしく節約しようやんか。

それで代わりに、他に行きたかったミュージアムに。

ウニカハ財団伝統芸術・風俗博物館(Museo Fundación Unicaja de Artes y Costumbres Populares)
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日本語では情報がほぼ出てこなかったけど、よさそうだったから行ってみた。

その名の通り マラガの市民(ブルジョワ寄り)の生活が 展示されたツールや家具などから よくわかる民族博物館という感じ。

受付の男女2人、また「何しにきたんや?」みたいなノリやったんやけど、スペインのそれやめてほしい。「1人です」って言ったら、博物館の場合はチケット買うんやし、レストランの場合は席に通してほしいやん??これは世界共通ではないんか??甘えですか……

ふつうは€4、私は学割で€2(≒370円)、アンケートなんだけどどこから来たの?と訊かれて、日本!と答える。日本人は、たまに来るけどあんまり来ないらしい。要領を得ない答えだった……

まあそれもそのはず、かなあ、と思ったのは、入ってから出るまで ずっと老夫婦ひと組と私しかお客さんがいなかった。暇なんやろうなあ〜。

 

入ってすぐのキッチン、卵置き場がかわいい。
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てか卵を冷蔵庫にぜったい入れておく!のって日本人だけ?カナダでも常温保存ふつうやったけど

お肉切る機械とか コーヒーミルとか、用途が限定的なツールがこまごまたくさん。
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これは説明なかったけど麦系のミルだろう。
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隣にパン窯かピザ窯のようなものがあったから。

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そのまた隣には 蹄鉄とかを打った炉なのかなあ、煤けた場所があった。しかし鉄を加工できるほど温度は上がるんだろうか。
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ふと出た裏庭で風が気持ちよくて 嘆息。
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光の色が美しい街だ。

お馬さんに乗るやつの女性用だって。横に腰掛けられるんだね。なんか、普通にできることの性差が今より格段に大きかったんやなあ。
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なにかわからないし説明もなかったカエル、唐突に
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そして羨ましすぎて泣き崩れそうになった場所、
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tavern(バー)の表記。家にさあこんなワインスタンドみたいなところがあっていいわけがないやないのさ。
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と思ったら、この地方ではよくワインを家でつくっていたらしい。

大きな大きな圧搾機
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足でぶどうを潰すときに履いてたらしい草鞋

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中庭の花が香る。
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これは印刷機だって!なんでもあるやんけ〜!

農作物に刷った絵や文字をつけて、ブランド化して売っていたらしい。なるほどね!
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ふと飾られていたポスターは、マスカレードパーティーの宣伝。このくらいの規模の街ならたしかに、仮面があったほうが都合いいときありそうやなあ。
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なに?これ?と思って係の人に最後聞いたんやけど、
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出産用の椅子やって。だから手元に握り棒があるんやね。しかしなんか、排泄のようなギビングバースだな……。

 

靴を直すための道具や
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鶏の卵を孵化させるための箱、
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カラコレス…………
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カタツムリ集めのための袋、

木製のチーズ作り機など、
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ありとあらゆる作業について専門の機械があって、何もかもを家でまかなえるようにしている感じが、とてもいいなと思った。だって生きていくためには、このすべての道具の使い方を知っていなくてはいけない。今の時代に生きる人間は、この時代、19世紀末の人たちよりも100000000倍物を知らなくて 体の使い方を知らなくて 脳みその使い方を知らないんだろうなあと思った。

気に入って母に送りつけた、陶製の とゆ(樋)
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陶製の煙突キャップ

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あとはロウソク作り機など。
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ありとあらゆる物事に対するありとあらゆる道具が展示されてて、興味ない人には面白くないんやろうけど、私のようにどこかへ行くとその土地の人がどんなふうに暮らすか、自分がそこに生まれていたらどんなふうか、想像するのが好きな人にはとても興味深い施設だったと思う。

車の免許長いこととってなかったけど、理由のひとつに「どう動くか分からない」というものがあった。部品なんて見てもちんぷんかんやし、タイヤひとつ替えられる気がしないし。それでも免許をとって、今はこわごわ運転するけど。壊れても直せないものを使うってちょっとへん。でも19世紀には、人々はすべての原理を仕組みを知って道具を使ってた、みんなが生活のスペシャリストだったんだろう。

逆にひと家族が生きるためにこれだけ膨大な道具が必要となると、場所もたくさんいるわけで、やはり全てを外注して最小限のスペースで生きることを強いられる現代の生活様式って不自然だなと思う。こんなに人がいることが へんなんだろうな。しかしこれだけ人がいるから生活の外注が可能なわけで。

それに昼間は生活に忙しく、夜は仲間たちや家族とワインを飲む毎日なら、鬱になる時間もないだろうな。生産余剰分で小金を稼いで服やアクセサリーを買う。お休みの日はビーチに出てはしゃいで、ワインを飲む。それ以外に何か必要な幸せの要素ってあるんだろうか?

 

考えながら博物館を出ると、まだ1時過ぎ。

小腹もなんとなく空いたところだし、適当なところに入って何かつまもうかと考える。

しかし 観光地で適当なところに入ったら 嫌な気持ちになる可能性があるので、それも難しい。

けっきょく、少し歩いてピンを立てていたタパスバルに入った。

La Tranca

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ここが大当たりであった!

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立ち飲みの客も多く、大賑わいの店内にびびって入ると ここもう空くから座りな、とカウンターのなかからお姉さんがちゃんと私を見つけてくれた。

そして 飲みたかったビクトリア マラガ
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すっきりして 少し暑い場所のビールって感じで美味しかった!残念ながら、ブルワリーは市街地から少し離れていて 行けなかった……。
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働いてるお姉さんたちは百戦錬磨の感じで、1人は髪をムレットに刈っていてタトゥーまみれ、もう1人は眉毛にピアスをして黒髪を引っ詰めて頬骨が高くて、ちょうかっこよかった。大きなお店ではないのに、カウンターのなかに店員さんは5人くらいいて、みなが忙しそうに走り回る。

そのはず、お客が出たり入ったり、食べたり飲んだり歌ったり、とっても賑やかだった。
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スペインの定番音楽をかけているらしく、地元のお客たちは楽しそうだった。

トルティージャを頼んだら、いろいろ種類があると言われて、頭の回線が混み合ってふたつ頼んでしまった
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サラミ×パプリカと、ジャガイモ×飴色玉ねぎ。後悔しそうになったけど、ぜんぜん味が違うふたつで、どっちとも超おいしくて、注文してよかった。

また、チョークで机にお会計書く方式。
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ムレットのお姉さんが お会計しにきたお客の計算をパカパカパカッとチョークで机に書いて、お金をもらっていたのがかっこよかった。

サンドイッチみたいなんも食べて ビール2杯飲んで、€12.2(≒2,280円)。だいまんぞくがすぎる。

 

ところで私がユーロ円換金したときは€1=183円くらいだったのが、今は187円まで上がっている。このまま円安が進んだら どうなってしまうんだろう。

 

さて満腹でほろ酔いの重い身体を引きずってアルカサバ(マラガ砦)まで歩く。

お天気がいいと 一昨日行った博物館も より美しく見えるなあ

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無料の時間が始まって、長蛇の列

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しかししばらくして後ろを振り返ると、自分が列に加わったときの3倍くらいに列がなっている
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30分くらいかけて入場
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Googleマップを見たら、入場料が€8くらいに値上げされていたので、これは無料の時間を待った価値ある!
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アルカサバは11世紀のイスラム統治時代につくられた要塞。最初このエリアはフェニキア人が壁を作っていたり、ローマ帝国が劇場を作っていたりしていたようだ。マラガ市街を望む小高い丘になっていて、地形を生かした建物がそのときどき建てられていたんだなあ。
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まあしかし、人は多いし、みな写真を撮るのに必死で歩きづらいし、すぐ疲れてしまった。
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さすがに景色きれすぎるけど!
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いろんなディテールが残ってるのが素晴らしくて、ところどころ感動したけど、人酔いしてしまってわりとすぐに出た。無料で入ってるから いいのか悪いのかすぐに見切りをつけられた。

結局みんな、歴史やなんや、造形やなんやには興味がないんだ。自分の写真をどんなふうに撮るかしか、自分がどんなふうに見えるか、どこに行ったか見せるか、にしか興味がないんや……と思ってとぼとぼ歩く。グエル公園を思い出す、たしかに写真撮影会は楽しかったけど、風景ぜんぶが自分のためだけにあるような感覚は好きじゃないなあ……

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気づいたら電車に乗っていた。

昨日喋った インド系スウェーデン人の方に、ベナルマデナというところのビーチが綺麗だよと教えてもらっていた。
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なんか行くつもりなかったけどなんとなく向かうと、とても綺麗な街だった。
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ヨーロッパ有数のリゾート地だという。マラガの忙しさとは違って、ゆったりした空気が漂う。

マクドナルドに入ると、子どもがいっぱいいて スマホゲームとかをしていた。テラスには出てこないらしくて、よかった。
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アメリカ人たちが旅行先でマクドナルドに入るのを少し馬鹿にしていたフシがあることを認めなくてはならない。

そして自分がいま、それをしている。というか頻回。

今ならわかる、システムがクリアな場所に安心するのだ。入店して、挨拶をして、注文を先にするのか?それとも席に着くのか?言葉が伝わらない、発音が悪いため聞こえてもらえない、値段はいくらなのか?これは相場なのか? いろいろ考えるコストを、マクドナルドは削減してくれる、しかも安い。トイレもある。

そしてどこのマクドでもあるとタカを括っていた コンセントがないマクドであった。というか、業務に必要な箇所にしかない。

店員さんに教えてもらって、お外のコンセントでスマホを充電しながらブログを書いた。

 

しばらくして 6時頃ようやく立ち上がり、ビーチに向かうことにする
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途中で見かけた うんぴみたいな屋根の建物にびっくりした。ヒンドゥーのお寺らしい。
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そこまでインド人てみいひんけどなあ

歩いてると、ヤルディン デ なんちゃらとか、パルケ デ なんちゃらとか書いてる建物ばっかり。庭園とか公園とかかと思ったら、どうやらコンドミニアムの名前のようだ。
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ごっつい豪華そうな建物が並ぶ。日本でいう なんちゃらメゾン、とか なんちゃらハイツ、の豪華版みたいなもんかな。

そして海に出る
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ビルビルビーチというらしい。変わった名前〜。

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パラソルは2つで€16。1人分€8で時間制限ないなら そんなに悪くないなあ。絶妙な値段設定。

河口に座って ぼけーっとした。
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コスタ・デル・ソル、太陽の海岸と呼ばれるマラガ周辺の海は、リゾート地として名高い。この先にはアフリカがあるんやなあと思うとなんだか、挑戦の海にも見えた。アフリカは 差別耐性が低く英語しか話せない私にはハードルが高いから……
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お腹が空いたので、マラガに戻ることにする。

しかし今日は日曜日で、開いているお店が少ない。

ソーホー地区というちょっとハイソな地区の

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海鮮屋さんを攻めてみた。はじめからあまり気乗りしなかったのは、Googleマップの写真やメニューを見て 食いしん坊レーダーが働かなかったから……
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案の定、カトラリーは汚いし、ホタテは生焼けやし、ビーフシチューにはカサマシポテトが乗ってるしなんかスパイスききすぎてお肉の味せんし、ビール一杯で終えて食べたらすぐ出た。

油断して牡蠣を頼んだら生できたので、この衛生観念のお店で生牡蠣嫌やなあ……と思いながら、もったいなくて食べた。これから48時間ずっと不安になるというコスパの悪さなのに……。ぜんぶで€17.3(≒3,240円)まあ値段はふつう……。

夜は更ける、あれが今日の食事では納得いかない私は、お昼間に行ったお店だと回復してくれるかな、と思って歩く。
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しかし、La Trancaはお昼よりも超満員で、入って行けそうもなかった。

なので斜向かいにあった、人の溢れるお店に入った

Colmado 93
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無愛想な 少しアフリカ系の入ってるっぽい兄ちゃんに注文。いらっしゃいませのオラもなし😣

ビールを ペケーニョ(小さいやつ)と頼んだら、セルベサ(ビール)は女性名詞なのでペケーニャと言い直されてちょっと照れ。

これ!美味しかったなあ〜 エビとベーコンの串。
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バカラオ(タラ)のなんかがあったので、かいせん!と思って頼む
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タラの旨みがぎゅ!としてて美味しかった!
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しかし飲んでるところ、冷蔵庫の上である。ビールや白ワインなら置いてもちょうどいいけど、食べ物が急速に冷めていく……。忙しいお店のご愛嬌やなあ。

兄ちゃんは、観察してると好感度が上がってった。注文するとき視線を目で捉えると「わかったわかった」みたいな顔するし、お客さんにカトラリー渡すとき ゾロみたいな出し方するし、ユーモアがあって職人風なんかな〜。La Trancaとは対照的に、カウンターのなかは男ばかり。好みで言うと圧倒的にLa Trancaが好きなんやけど、何回も通ったらこっちも好きになるかもなあと思った。

お会計するとき、兄ちゃんはニカッと笑ってばいばいしてくれた。そのギャップに、バルセロナの市場のバルのかっこいいお兄さんを思い出した。最後の笑顔は それまでの仏頂面もまとめて好きにならざるを得ないよね!

ビール2杯と串とディッシュで€16.6(≒3,110円)、大満足でホステルに戻った。

 

マラガも 夜歩きに危険を感じない。スペインはほんとにひとり旅向きの安全な国だなと思う。

 

2026.4.11 マラガでピカソん家行ったり ビール飲んだり

 

 

ブエノ ディア!

身体中が痒くて目覚めると、いっぱい蚊に食われていた。手を2箇所、脚を2箇所………。暑いと 虫が多いね。

 

のそのそ起き出して、朝9時前、いつもの朝ごはんを食べた。

今日はアートづくぞ〜!ということで、ホステルを出発して歩く

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今日も見事な真っ白けの曇り。

 

スシとケバブが両立するわけ、ないやろ!!!
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川をひとつ越えて中心地まで歩く。やはり、ベトナム行ったときに発見した 川を越えたら雰囲気が変わる理論は適用されるように感じる。
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たどり着いたのは、ピカソの生家!入場料€4(≒750円)
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パブロ・ピカソはマラガ生まれなのだ。10歳くらいまでマラガで過ごしたという。

私はたぶんピカソを好きだと思う。

祖母の家に 見事な色彩の花々の絵のコピーがあった。あと 女の人の絵も……?たぶん。和室に飾ってあった能面よりは、表情も色彩も豊かで、まあまあいいやんって子どもの頃は思っていた。

でも、大人になって その精力的な活動や世俗的な趣味(闘牛やフラメンコが好きだったらしい)、欲望に正直な感じが好きだなあと思った。暗くないのがいい。あと、わかりやすいのも。

明るいことと 明確であることは、二大・好きなことだ。女の人の身体を描くとき、胸もお尻も魅力的だからどっちも同時に描いちゃおうと思うことはとても清らかで好もしいと思う。

他のキュビズムの作家の絵を昨日見たけど、やっぱ暗いし独りよがりだなあと思う。ピカソはわかりやすい。わかりやすいことは、芸術において素敵なことだ。

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小さい頃のピカソ、ファーストフォト。前髪が前衛的だね!
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おじちゃんのピカソ。やっぱちょっとスケベそうな顔してるよなあ。
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ファシスト政権に反対して、共産主義に共鳴したピカソは白い鳩をモチーフに 啓蒙活動に参加したという
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色がなくても、楽しそうな絵
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たくさんの奥さんや子どもたちとビーチで遊ぶさまざまな年齢のピカソの写真がスライドショーで展示されていた。
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最後のパラグラフ、

ピカソは最期のときでさえもっと描きたい、時間が足りないと感じていた。彼を突き動かすそのものを、形にし続けることが何より必要であった。子どもの頃 父親のアトリエに初めて足を踏み入れたそのときから、この世界でしなくてはならなくなったことを。

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これよなあ、かっこいいよなあ。物心つくまえから絵を描いて、初めての絵でさえ彫像かなにかの絵で、決して子どものお絵描きではなかったんだって。

また、インタビューの一文

子ども時代の初めての記憶をピカソに尋ねると、「光だ」と答えた。「そうだ、光だ。最初の記憶は光だった、今ならわかる」 

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マラガの、スペインの光、陽光。それが彼の作品をずっと明るく照らしたのかな。ファシスト政権に反対したピカソはスペインが民主主義化するまでは愛する祖国の地を踏まないと決めて南仏で祖国を思う日々を過ごしたという。しかしその光はずっと彼の心にあった。その まさに光を、見られて感じられてこそピカソの絵を本当に見られるのかなあと思う。

 

お腹が空いてきたので、友人のエシー兄貴のおすすめかつ自分のリサーチで出てきた海鮮酒場に向かう。

生家の前でひとりぽつんと座るピカソおじちゃん

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頭にお花を乗せて華やかな服装のおばちゃんが、写真撮ってくれる〜?ときいてきた。ドイツ人だという。「ピカソは私の男なのよ」とか笑っていた。撮ってあげたけど、スマホを渡すのがなんとなく怖かったので 申し出を断って私は自撮りにとどめた。

ピカソは、民衆の自由のために戦ったトリホス将軍を祀るオベリスクを向いて座っている。

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マラガの歴史地区では、ぜっさん地面の掃除中。ガムみたいな汚れがそこらじゅうにこびりついていて、たぶん、夏のハイシーズンの前に綺麗にしましょうということなんだろう。
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高圧洗浄機の水飛沫が舞う。

そして着いた、Antigua Casa de Guardia
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かなりがやがやしていて、立ち飲みで、店員さんはみんな男性で、じゃれあっていて、ホモソサエティという感じ。

他の人はキャッシュオンで払ってたけど、なんか私はいっぱい食べるやろと思われたんか お兄さんがチョークで机にお勘定を書いていく。
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ここ3日で一生分のエビ食べたかも。
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新鮮で、頭まで吸って食べたりました。美味しかったあ、多かったけど。

じゃれあうお兄さんたち
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ワインのグラスのサイズ、いいよなあ。2杯いただきました。この後も美術館なので、飲みすぎるわけにはいかない。

エシー兄貴は おいヨーロッパで旦那さんが見つかればいいな、とか 日本人なんかにこにこしてたらモテるから黙っておけ、とか 前時代的なものを言うがっしりしたイラン人なので、ホモソサエティ的な雰囲気が気に入ったんだろう。

黙って片隅で飲んだ私は、たぶん違うやり方やろうけど楽しく時間を過ごした。放っておかれるのは かなり助かる。そう思えばカナダでチップ欲しさにサーバーが「美味しい?ぜんぶいけてる?オッケー?どう?」って頻繁にきいてくるん うざかったなあ。

たくさんの有頭エビと オリーブや貝、野菜のピクルスの串を4つ食べてワイン小さなコップに2杯で€16.1(≒3,000円)、まあまあよかった。一軒目って感じやな!

 

そして時間を潰しにカフェへ

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これはたぶん バスクチーズケーキだと思う ふわふわ

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おっきいのにしつこくなくて美味しかった、コルタードといただいて€8.4(≒1,570円)

えっ 高っ!ちゃんと確認してなかったけど、ケーキひとつで€6ぐらいしてるやん そらおいしないと怒るわい

 

次の予約時間になったので、カフェを出た。

まだまだ 今日はピカソの日なのだ

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マラガ ピカソ美術館 入場料は€13(≒2,430円)
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オーディオガイドが それぞれのスマホで聴けるようになっていてよかった。気に入った絵を覚えておくために写真を撮った。

 

妹を描いた作品の背景に日本人形と言われているものが描かれている
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あんまりよくわかんない

バルセロナの立ちんぼを描いた作品の青がすごく好きだった
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この『三美神』という絵は、灰色で下塗りした背景に、木炭でスケッチされて白い絵の具で明暗が描かれていて、影の表現が美しいなと思って好きだった
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これは男性のモデルに古代ローマの彫刻とかを参考にしている説があるらしい。肌の質感がもちもちしているのと、「女性を観察する男性」というピカソの作品に多いテーマなのに観察する側の男性を精緻に描いているのがおもしろくて好きだった
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これは家に飾りたいな、かっこいいな、と思って好きだった牡牛
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これは目力が母に似ているなと思って好きだった
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これは名前を『シエスタ』という絵。なんともゆったりしていて、まるっこくてリラクシングで好きだった。色もいいよなあ
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これは女性を描いているのだが、ふたつの顔を合体させて、左右と前から合わせてみっつ分の顔を顕現させている。鼻や目元に男性的な印象(父性的ではないためポジティブな意味での男性性と書いてたがそれはよくわからん)を付け加えることで性の ズレのようなものを描いていたのではないかとされる。

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なんか説明書きに書いてたことをなんとなく要約したけど、言ってることわからんようでわかるような感じがする。ひと目見たら女性なんやけど、部分的には女性性は強調されてなくて、微妙なバランスのある絵。だから好きだった。

 

これは、説明書きが「女」と「昆虫」と並べてあって、どっちがどっちや?となったふたつ。
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まあふたつ目を先に見たら、ひとつ目が昆虫なのはわかるんやけど。

 

これらみっつは、ピカソの晩年のもの。亡くなる2年前とかに、こんなに生命力あふれる絵を描けるなんて やばすぎる。
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この"Child with a Shovel"も、目の力に圧倒される。
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若さを求め、老いを否定し常にアートへの姿勢を研究し続けた、ピカソは やっぱエネルギー満点の超かっこいい画家だ。

 

途中で喉が渇いて お水を買い忘れてきてしまい、無念と思いつつ売店で買ったら500mlで€3.5(≒653円)もして おったまげた。ふだん私、1.5L €0.26(≒48円)のお水飲んでんだよ!容量3倍で値段1/10以下ってなんやねん、下水か?

 

売店を覗くと、

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シエスタのグッズが展開されていて、あ やっぱみんな好きやんなと笑顔になった。

 

ピカソは 好きだな。暗くないもんな。友達が自殺してからしばらく萎えてたみたいやけど、それって当たり前の反応やしな。闘牛を観て生死観を養ったって書いてたけど そういうのもあんのかなあ。

 

「アートは古くなり得ない」って話も好きだった。「芸術は常に鑑賞する瞬間が新しい」って 確かにって感じ。つまり普遍的なんよな、誰にでも分かりやすいものが結局たくさんの人に評価されるし、生活に馴染みやすいし、広く知られる美しいものは大切にされるから残り続ける。基準になってしまえば色褪せないから、芸術に革命を起こしたピカソの言葉として超しっくりくるね。

 

ちゃんとググってクオートを見つけた、

To me there is no past or future in art. If a work of art cannot live always in the present it must not be considered at all. The art of the Greeks, of the Egyptians, of the great painters who lived in other times, is not an art of the past; perhaps it is more alive today that it ever was.

私にすると、芸術に過去も未来もない。常に今、新鮮でなくては その作品は評価されるべきではない。古代ギリシャやエジプト、別の時代の偉大な画家たち、彼らの芸術作品は過去のものなどではない。というよりむしろ、今この瞬間1番新しい芸術であると言えるだろう。

 

他にも、

We all know that art is not truth. Art is a lie that makes us realize the truth, at least the truth that is given to us to understand.

芸術が真実を表すわけではないことは皆 知っている。芸術は真実に到達する手助けをしてくれる嘘だ。少なくとも私たちに与えられた真実を。

という言葉も よかった。芸術は、芸術家の手によって解釈された真実を同じ道で理解するのを助けてくれる媒体である。美しいものの美しい部分を誇張して表現することでアンテナの弱い人でも美しさを受信できる。真実は確かに存在していて、それを彼らなりのやり方で表現してもらって初めて私たちのような凡人は物事を知るのだろう。

 

さて 昨日お昼寝したからか、身体が眠りたいと叫んでいる。気を失いそうなほど眠い。

それでビーチまで ぽとぽと歩いて、f:id:nico-fuumi:20260412025232j:image

周りのカップルや家族連れが寝転んでるのをいいことに自分も堤防にごろんと横になった。

5分くらいして、はっと気がついたのは顔が濡れたから!!!!雨降ってきた!!!周り誰もおらんやんけ!!言ってよおお

それからどしゃーと雨が降り、時間も6時と中途半端で行きたいバルも開いてないし、そもそもバスで行ける場所にないなあ、となり、ホステルに戻ることにした。

途中で開いていたケバブ屋さんでラップを購入。なんか 具材とかそのまま放置してる感じで、味も微妙やし鶏肉という名前の何肉なのかわからない(店員さんがパキスタン人を名乗ってたので豚肉ではない)ものが入ってて美味しくなかった。けど、お腹は満たされた。

 

とまあそんな食事で終わらせるわけもなく!!

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セルベサセルベサセルベサー!!

君こそスターだ、エストレーリャ(ガリシア エスペシアル)!

Central Beers Craft Beerという、観光地のど真ん中のビール屋さん。

https://maps.app.goo.gl/CaW4u6k1L8G7Guo39?g_st=com.google.maps.preview.copy

店員さんの感じがめちゃくちゃよくてびっくりした。お店は土曜の夜で満員に見えて、「1人だけど空いてないよね……」と入店したら、「そんなことないよ!おいでおいで!」と歓迎してくれた。

お目当てのVictoria Málagaは 置いてなかったけど、エストレーリャを勧めてくれたので飲んだらめちゃくちゃ美味しかった。泡がけっこう分厚かったんやけど、そのはず、泡が!おいしい!!

クラフトビール屋さんの好きなのは 日本の大手のラガーみたく泡をもこもこさせないから、というのも大いにある。立ち飲み屋で瓶ビールを注文するのは、コップに静かに注ぐビールだと泡がないから。

しかし!!!!このエストレーリャは、泡がきめ細やかで、口当たりがよく、むしろ主役だった。と感動してインスタに書き込んでる間に消えていた………諸行無常

 

2杯目は小さいグラスで 同じ会社の別のビール。これも美味しかったけど、やっぱりエストレーリャが美味しかったなあ

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お店は盛況。
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お兄さんは 忙しい中でも楽しそうに働いていて、ああこんなふうに仕事ができたら人生ってすっごくいいだろうなと思った。

ポテトも食べて€12.9(≒2,400円)支払って帰る。

街はなんだかざわざわしている。
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土日休みの仕事をしたことがないから、週末に開放的な気分でお酒を飲むという習慣がない。というかまあ次の日仕事でも飲むは飲む。

でも、こういうふうにぱーっと開放的に外遊びをするってのは楽しそうやなあ。
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カミーノ巡礼のマークを発見。
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閉店しててもかっこいい楽器屋さん
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夜10時くらいでも安全なマラガの街を、歩いてホステルに戻った。

傾向の話やけど、ホステルに泊まってる人って、大人で8時にはシャワー浴びてる人か、子どもで11時くらいに帰ってくる人の二択な感じがする。そのちょうど間の私はけっこういつも快適にシャワーを浴びれるので嬉しい。