4月2日、2個目!
御堂筋線に乗って、ホテルに向かう私だが
着いたのはちょっと怖いネイバーフッド。
道が汚い、音楽が鳴り響いている、なにより、道端で物を売っている。
「は、はえ、こわ、こわこわ」と呟きながら歩く。とうぜん、周りに日本人なんているわけがない。から日本語呟いててもバレない。というか女のひとり歩きも見当たらない。下調べが少なかった!、怖い!!
1泊50ドルの安宿。
受付のインドファミリーは優しくて、「女の人も泊まってる?」とか「このへんって安全?」とかいろいろ訊く私ににこやかに答えてくれた。
答えてくれたけど!!!!
やっぱ無理!!!!!
バスルームは共用で、各階にトイレもシャワーもひとつずつ。すれ違うゲスト達はみんないい人そうではあるけど男の人ばっかり。
たぶん、大丈夫なんやろうけど。
人死になんて出てないやろうし(確かめようがないけど)、押し入られもしないやろうし、女1人でもぜんぜん、泊まれるんやろうけど!!!
私は部屋で荷物を下ろし、ホステルを予約して、受付の人に謝って鍵を返し(「ホテルが悪いとかじゃなくてね!ネイバーフッドが!ちょっと周りが怖いから!ごめんね!」)、ホテルを出た。
気を取り直してホステルに向かう。
サンフランシスコ、どうやら空気を読むと、交通手段が3か4種類くらいあるらしい。
1、メトロ(地下鉄)
2、路面電車
写真ないからネットの画像
3、バス
写真撮ってないしなぜかバスの画像だけペーストできないからなし
4、BART(速い電車)
ネットの画像
で、これらを総称してMuniと呼び、公共交通機関で使えるカードをClipper Cardと呼ぶらしい。
怖いネイバーフッドからとにかく逃れたかったため、3ドルもするのにカードを買った。
地下鉄に乗ろうとしたら、カードを買う選択肢しかなぜかなかったのだ。
電車の名前はJとかHとか、アルファベットで分かれていて、たぶん行き先によって呼び分けられているんだろうけど、それぞれ編成も車体のデザインも違うし、それなのに同じホームに滑り込んできてかなり初見殺し。
都会の交通機関ってむつかしい。ぜんぶ、ネットで調べずになんとなく雰囲気で察した私は空気読み日本人の鏡!Ta-da〜🎺
とにかく、ホステルの最寄りの駅で降りると
と、都会!!フゴーッ
ふたたびの姉妹都市の看板。
大阪ってサンフランシスコの姉妹都市なんかよー!サンフランシスコねえさん!🥺💓ビッグシスターすぎるぜ〜!
てか、首都でもないのに、パリと姉妹都市なん強くない? 上海もでかい。サンフランシスコってやっぱりすごいんかも!
人がとにかくいっぱいいて誰も地べたに座ってないしマリファナの匂いあんまりしないし道端で物売ってないし観光地だ〜!うれぴ〜!!
ジンズやんけ!
げんき〜?日本企業ある!あんぜん!うれぴ〜!!!
そして日航ホテルやヒルトンの近くにあるホステルに到着、うれぴ〜〜〜
ふたたび、サクラメントでも利用したHIグループにお世話になります。
静かで古いHI Sacramentoとは打って変わって都会的で大きな、人もたくさんいるHI San Francisco Downtown。
疲弊しきったままチェックインして、指示された部屋に行く。下の段ふたつには先客がいて、私のベッドは二段ベットの上だった。まあよし。てかぜんぜんよし。なにしろ安全やもん。
私の膝と、4人部屋。正面のドアは廊下に通じているオートロック。左のドアについては後で判明する。
さっきの怖いネイバーフッドのホテルと同じ価格。プライバシーはないけど、その代わりにセイフティがある。
どうやらキャンセル料も、1泊分で済むみたいで、残りの不泊分は返金してもらえるようだった。はあ、よかった。とりあえず万事おっけい!
で、荷物を置いてベッドをセットして(裸のベッドに畳まれたシーツ類がぽんと置いてあるのだ、ぜんぶ自分でやりなさい方式)、身軽になって出かける。
ぜったいに食べてやると思っているものを食べに………!
傾いた日差しがいい感じにビルの肌に当たっている。サンフランシスコは、古い建物が多い。ニューヨークのリトルイタリーを思い出した。とにかくたくさんの窓と張り出した階段。
ほら、こんな!。これは2019年に行った冬のニューヨーク。
そして、てくてく歩いていると、突然道の向こう側で放尿音がする。ぎょっとして周りを見回すと、青白い顔の人間ばかり!
ひえ!?また怖いネイバーフッドにいつのまにか入ってるやんかあ!!!
私は駆け足になって、とりあえず"その辺"を出た。なんというか"その辺"、としか表せない。道を歩いているととつぜん、ゴミが増え環境が悪くなって、ジャンキーがたくさんいて、明らかに道で放尿した跡やプープが落ちていたりする。
アメリカむずすぎ!!だってハイクラスのホテルが並ぶ通りから、数ブロックしか離れてないのに!
もともとセンシティブなのに、もっとセンシティブになっている私は、小走りで目的地に着いた。
例によって外観の写真は忘れている。気持ちが先行するタイプなのだ。
"Pearl's Deluxe Burgers"
いえ〜い!!!
当たり前だよね!パワーチャージは〜〜〜??
hamburgerとdiet coke!!!!🍔 Nothing else!
このハンバーガー(=Mini Pearl's Deluxe with Cheese & Bacon😤😤😤)が、もう めちゃ!くちゃ!おいしかった。
フレッシュなオニオン!トマト!レタス!メルティなチーズ!ふわふわのバンズ!そしてなにより焼き加減ミディアムのジューシーなパティが肉肉しくてさいこう、ああ今書いててつばが湧き出てきた!
ふがふが夢中で食べた。ぺろりっだ。おいしいものってこんなに楽しんで食べるのに、なくなるのはいっしゅん。
ぜったいもう一回来よう。と思った…………けど。
なんかまだお腹いっぱいじゃない。
朝ご飯以来なにも食べてなくて19時やしな。
…………ほぼ12時間なにも食べてないもんな。
………このお店もう一回来るとして〜〜〜。
「店員さん!チリホットドッグくーださい🫶」
Ta Da〜♪♪♪♪♪♪♪
到着したそれは、予想外の見た目だった。
たぶん私、この間違いを前にもしたことがあるような気がする。
Chiliと聞くと、Chili pepperを想像してしまうのだ。つまり、Chili Hot Dogは、辛いホットドッグだと、思っていた。
ぶぶー!Chiliは、チリビーンズのチリでした!不正解😠😠😠
私チリビーンズ苦手!チリコンカンはお肉入っててスパイスいっぱいで好きやけど、チリビーンズのひたすら茶色くてどこかお豆の甘さがする、田舎っぽい味が苦手!
だからちょっとテンション下がって食べました。もうひとつもハンバーガーにすればよかった。
そしてとにかく疲れたので、胃はあったまって気分は少し上がったけども、グレタさんに睨まれながらホステルに戻る。
熱いシャワーをとりあえず浴びよう、と思って、受付の人に場所を訊くと「廊下にあるよ」とのこと。
まあホステルやしな、そうやんな、がんばろ〜。と思いながら、共用のリビング的なところのすぐそばにあるシャワールームに入り、人々の声を聴きながらシャワーを浴びた。
が、ドライヤーがない。またドライヤー。ドライヤーって、どうしてかわからないけど、あるものだとはじめから決めきってシャワーを浴びてしまう。というより、シャワーを浴び始めるときにドライヤーのことなんてこれっぽっちも考えてないのかもしれない。ただ気分がよくなるためにシャワーを浴びているから。
仕方ないので部屋に戻り、ハイとだけ挨拶してあるルームメイトに訊く。
「ねえ私たちってドライヤー使えるよね?」
「うん、バスルームにあるよ!」
バスルーム…………?シャワールームと、トイレと、べつべつに廊下にあるけど、またフルのバスルームが他にあるのか………?
「ありがとう!」
そして髪の毛を濡らしたまままたうろうろする。果たして、曲がりくねった廊下の奥にフルのバスルームがあり、ドライヤーも無事に設置されていた。
ここのほうがシャワー浴びるのいいやん〜と思いながらドライヤーをかけて、部屋に戻る。やっとひとごこち、と自分のベッドに這い上がった。
リラックスしていると、もう1人のルームメイトが部屋に戻ってきた。ハイ〜!👋
そして彼女はそのまま、左のドアを開けた。
この左のドアね。
向こうにあるのは、広い空間、バスルーム。
「Wha!? バスルーム!?」
私は思わず声をあげる。
そうよ〜と言いながらルームメイトはバスルームに入っていく。もう1人の、ドライヤーのことを教えてくれたルームメイトは、笑って言う。
「ドライヤーはバスルームって言ったやん!」
「うん、やから私廊下のバスルーム探しに行っててんやん!」
「なに〜、このドアなんだと思ってたわけ?笑」
「隣の部屋に行くドアかなにかと思ってた!ロックされてるのかな〜って!」
「試してみなきゃそういうときは〜」
私は、そうやね……試さなきゃね……と尻すぼみ。確かに、ブッキングドットコムにもプライベートバスルームって書いてあった。なんか、嘘かなあ〜って思って流してた。
そして眠る段になり、どこを探してもイヤホンがない。失くした。さいあく。
たぶん、首にかけてバスに乗ってるあいだにどこかで落ちたんだろう。
小さな小さな自分にしか聞こえないボリュームで、いつも寝るときに流すロングコートダディのYouTubeを流しながら寝た。
二段ベットの上は暖かくてよかった。
ドミトリー、日本人でない人となら、べつにいけるかもしれない。程よい距離感が保たれているし。なにより安いし、安全やし。
長い4/2を早めに、22時くらいに終えましたとさっ。
明日は移動なしのサンフランシスコ観光!
Bye〜👋