旅にグレイハウンド

西海岸をグレイハウンドで行く

2023.4.4 サンフランシスコ-アメリカ合衆国

 

 

Day9

 

Hi guys👋 How are you doing??

It's freezing here!! I hope you guys have a good day with spring breeze🍃

 

今日は、チャイナタウンとかゲイストリートとかにひたすら歩いて行こうと思います!

昨日、ど真ん中観光地で観光船に乗って思った。これはひとり旅でするタイプの観光か?と。

ひとり旅ですることと言えば!そう、ひたすらに歩くこと。移動。街全体を美術館や水族館みたいに考えればいい。誰かと来たときには主な展示を見て話し合って考えをシェアしたり一緒の体験をエンジョイする。でも、ひとりで行くと自分の興味のあるものにひたすら時間をかけて熟考に耽ったり好きなものの前でぼーっとしたりする。せっかくひとりで旅するなら、そういうふうにしないとね!じゃないとふつうに寂しなる。

昨日、4人部屋の4人目が部屋にきた。彼女はどうやら、既にいる1人の友達のようで、せかせかと夕方身支度し、1人目と一緒に出ていった。彼女たちふたりは夜なか帰ってこなかった。いいなあ〜。一緒に夜遊びできるの、いいよなあ。ひとりじゃ夜遊び、びびってできないしなあ。

って、寂しくなるからちゃんと、ひとり旅の楽しいとこを思い出さないと。

とにかく量を見る。見ることは私の専売特許だ。

 

ということでパワーチャージの朝ごはん。

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昨日と同じ。バターもジャムも、確実につけすぎた。べたべたに、がぶがぶ溺れながら食べた。美味しかった!

どうでもいいけどこのタイプのトースター好き。
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パンが入ってって、出てくるときのシャーン!っていうアトラクション感が楽しいから。

いっかい見えなくなってまた現れるというのが嬉しいのは、いないいないばあがおもしろいのと一緒かな。やとしたらどんだけ成長止まってんねん。

 

なにはともあれサンフランシスコは今日も晴れ!そして寒い!風がぴゅうぴゅう吹いている。

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チャイナタウンへ向かう、地図ではわからなかった度を超えた坂を登る。
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That's so San Francisco!!

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Sacramento、久しぶり!👋ひとつ前に訪れた町と同じ名前の道。

綺麗なファサードの家。豪奢。お金持ちネイバーフッドという感じ。

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というか、ネイバーフッドという言葉。説明もなしに使ってたけど、日本語にするのってちょっとむつかしい。

ラップ好きな人とかは知ってるのかもしれない。アフリカ系のラッパーがネイバーフッドについて歌っているイメージがある。

ちょっと解体してみると、ネイバー=neighbor=隣人。フッド=hood=共同体、組織。

地元よりももっと狭い地域の、隣人たちで構成される組織や人々や街の環境を指している。地元って言ったら自分ちの周りだけじゃなくて、最寄りの駅とかチャリンコの範囲内も含むでしょう。そこまで大きくなくて、自分ちの周り数ブロック単位のこと、身近な環境のことを指す。

昨日のおしっこネイバーフッド(人が急に道端で放尿するような道)に意図せず入ってしまったみたいに、アメリカでは数ブロック違えば環境ががらりと変わる。地元という大きな単位ではなく、ネイバーフッドというより小さな共同体の単位が優先される感じがする。

そして坂を登ったり下ったりしながら道を覗いていると、目に入る漢字。

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白い建物の地に青い装飾、赤字の漢字、かわいい!そして後ろに臨むベイブリッジ、ロケーション最高やなあ〜。

ダイレクトに壁に描かれたお店の名前とか。
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「サンフランシスコで23年の実績」、ほんまに今も23年か??

坂を下るとほのかに聴こえるチャイニーズなミュージック。おおー、きたきたチャイナタウン!

と思っていたら人だかり。

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チャイニーズ×公園×音楽、とくれば………とうぜん!答えは太極拳

しかもなんか近代的なワルツのミュージックに合わせてみんな完璧に踊ってた。あれどこで習うん?定期的に新しい振り付けを教授してんのかな、誰かが。それこそネイバーフッドごとに振り付けがあるんだろうか。

チャイナタウンはおもしろい。サンフランシスコの建物に、そのまま中国の文字。

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横断歩道も中華。

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門も中華。
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関係ないけどこの建物、

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めちゃくちゃハリボテやった。解体途中?
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そして、見たとき「そ、そんなあ〜」と声に出してしまった木。

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広い通りの眺め。晴れてるっていいよなあ〜。

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♪恋に破れて〜涙ぽろぽろチャイナタウン♪(関風ファイティング/関ジャニ∞)って千回くらい歌った。

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すれ違う人みんなチャイニーズ。飛び交う言語は中国語。

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観光客っぽいヨーロピアンとか、近くに住んでるっぽい白人とかとすれ違うんやけど彼らはここでは圧倒的にマイノリティ。

なにしろここはアメリカ最大のチャイナタウンで、人口密度はマンハッタンの次かなんかに高いらしい。

観光地でもあるんだろうし、一応お店の軒先には英語でも手書きで掲示があったりする。けど、見せ物じゃない生活感が私を、訪れる人々を圧倒する。移民としての中国人たちの、中国人のための街という雰囲気で満ちていた。神戸や横浜のそれとはまったく違う、ガチの中国人街。

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私はその生活を想像せずにはいられない。移民として、自国とは違う場所で、でも自分と同じルーツを持った人たちと暮らす。狭い世界で育ち、でもほんの少し外にはすぐ、広くて異文化の世界が広がっていて、どちらでも生きられる。

サンフランシスコにも日本人街はあるらしい。たとえば私がそこで生まれていたとしたら。きっと少しも寂しくなく窮屈で温かい環境で大きくなり、日本という国に大きな憧れを持ち、大学生のときとかに実際に日本に行ってみるだろう。失望しただろうか? どう思うだろう、祖国について。たぶん日本には住まないだろうな。日本人街も出るだろう。しかしいつでも帰られるネイバーフッドがある。想像するそれは、寂しさとは無縁で素敵。でもきっと嫌な思いもいっぱいするんだろうな。

 

あり得なかった日本人街で生まれたver.の自分に思いを馳せながら、歩くとやっぱりディムサムショップが目に入る。ディムサムは点心!

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(写真に指入ってる。おじさんか。)

でもこのディムサム屋さん、キャッシュオンリーだった。キャッシュは2ドルくらいしか持ってない。ちょびっと列ができてて、おいしそうだから諦めきれない。

その辺の銀行にふらっと入り、訊いてみたら両替は顧客しか取り扱ってないとのこと。

このへんに両替所ある?と訊いて、道の名前と行き方を教えてもらう。

その通りに行くと、果たして両替所はあった。

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Googleマップの画像で失礼。)

でも、開店は10時。まだ9時半。

悩んだのはいっしゅんだった。両替所と同じ通りの

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別のディムサムショップに入り、
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小籠包とほうれん草餃子を注文。

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注文は3個からやった。他の種類を食べたいよなあ。でも、美味しかった!小籠包にスープは入ってなかったけど、お肉ぎっしりで食べ応えあったし、ほうれん草餃子には海老が入っててぷりぷりでお野菜も摂れてよかった。

中国語わかんないけど、

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なんとなく、「他のお店のもん食べるなら1個につき2ドルね」って書いてるような気がする。

そしてお湯50セント。
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商魂たくましいお店だなあ。

 

10時になり、開いてるかなあ〜?と思いながら行った両替所は無事営業中!

思うのだけど、ぜんぜんみんな時間にルーズじゃない。ちゃんとお店開けるしちゃんとスケジュール通りにバス出発する。

そして留学時代のカナダドルの一部をアメリカドルに変え、目的のディムサムストアに向かった。わりとお腹いっぱい。

列ができてて活気がある。

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やっぴー!ドラマとかで見るテイクアウト容器!
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中身は買うと決めてたニラ饅頭と、決めてなかったピーマンの何か詰め。
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なんか美味しそうと思って注文してしまった。

辛いのと辛くないのどっちにする?と訊かれて、そんな質問にはぜったい「1個ずつ!」と答えるやん。

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公園で食べる。公園で食べるの好きだから。快晴で気持ちいい〜♪けど、圧倒的に寒い。

そしてピーマンの何か詰め、辛い方はピーマンじゃなくて唐辛子そのものみたいなやつだった。めちゃくちゃ辛い。げほげほ咳き込む。寒いし、涙を流しながら食べた。

辛くないほうはパプリカかなあ?身のしっかりしたピーマンが野菜の味そのもので美味しかった。詰め物はお魚のすり身っぽかった。

ニラ饅頭は、たっぷりのニラと海老がぎゅっと入ってて大満足!

しかし寒い。美味しかったけど寒い。

チャイナタウンを一回通り過ぎてしまったとき見つけたイタリアンのdistrict(=地区)がすぐそこだった。

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電柱がイタリアの国旗の🇮🇹色に塗られていて、バーやカフェやピッツァ屋さんが並んでいる、ちっちゃなイタリアンタウンがあったのだ。

チャイナタウンの北、North Beachという一帯がイタリアンタウンに当たるらしい。

 

 

 

そして、今回もまた

長くなったので分ける!