Day5
Hi there👋
How's it going?? I hope you guys are doing well.
Me?? Well... I got better I think!!
最悪の体調で終えた昨日、朝の7時くらいに寝て、途中1時間くらい食事をして、今日の朝9時くらいまでずっと眠っていました。
体調悪いときって、二日酔いも含めて、不思議なもので起きる前の1〜2時間で急激に回復する。私だけ?
8時くらいに憑き物が落ちたみたいにスッと身体がましになって、9時、身体はバキバキだけれども、頭痛も引いて薬も要らなかった。
熱いシャワーを浴びて、昨日フロントから2ドルで買ったシャンプーとコンディショナーでさっぱりすると、気分がもっとよくなった。
外が寒いことはわかっているので、ヒートテックに、ロンT、豹柄のカーディガンに、ホテルのタオルパクって肩に巻いて、その上に厚手のパーカーを着た。
準備万端!今日は歩けそう!
フロントでドライヤーを返して、パスポートを受け取る。
意気揚々とは行かないまでも、歩き出す。
寒い。伝わる?この寒さ。
そしてシアトルに来てしばらく経つのに、ようやくダウンタウンへ。
いつものようにギリギリの時間を攻めたバス、バスストップを通り過ぎたのが見えて、信号に捕まっているところを捕まえる。
🥺の顔をして、ドアを開けてもらって乗り込んだ。
今日はせめてシアトルで、ひとつは行こうと思ってたところに行くのだ。
途中見かけたグラマラスな消化器
シアトルは都会。
marcy'sって百貨店やったっけ?
バスを降りて少し歩いて、やってきたのはPike Place Market。
に入る前に入り口に大好きなアップルサイダー屋さんを見つけたので寄る。
あったかいアップルジュース。アメリカで好きなものの上位に入る!
温めてあるリンゴジュースに、シナモンとかのスパイスが入っていて、熱く芯から元気の出る、強く甘い飲み物だ。
「コップ渡すから自分で入れてね」
「ありがとう!こっちがスパイス入ってるやつ?」
「そう、スパイスのやつはスタンダードやね〜
アルコール入ってるやつもあるよ」
「まじか!いいなあ〜美味しそう。なぜなら私はアップルサイダー大好きだから☺️」
「あったらどっかで試してみて!」
と、アップルサイダー買いに来た客やのにアップルサイダー屋さんにアップルサイダーが好きなことを謎に主張してしまってから、ゲットした。
このマーケットはシアトルの一大観光地で、賑やか。いろんな人種の観光客で溢れかえっている。
かわいいブタちゃん。
そしてお目当て、シアトル観光の定番、クラムチャウダー屋さん!
何回もクラムチャウダーアワードをとりまくっていて、チャウダーフェストでチャンピオンの座をほしいままにしているらしい。
"For here?? To go??"と訊かれて
"Hopefully, for here, if I can get a seat..."と答えたんやけどそんな答え方を自分がすると思っていなかったからびっくりした。
ほんとにちょっと怖い。列を待っているときには仏頂面で、なにもおもしろいことがなさそうな顔をしているはずなのに、自分が注文する番になるととたんに親しみいっぱいの笑顔になって、"How are you?"に"Good, thanks, you??"とか答えたりするのだ。
まあとにかくチャウダー。
席がとられへんかったときのためにバッグに入れとくわとto go仕様にしてもらって、カップルとカップルの間の1席に収まって食べた。
Crub&Oyster Chowderにした。蟹と牡蠣!なんか元気が出そうやん?
一切れのパンとボーロみたいな形のクルトンと一緒に食べた。
このチャウダーが、人が食べられる限界まで熱くしてあって、具沢山で、美味しかった。
寒い漁師の街にぴったりの食べ物だと思った。とろとろのスープ、蟹や貝類やごろごろのじゃかいも、玉ねぎとかなんとかが、漁から帰って陸に上がったところの、手のかじかんだ漁師たちを温めたのだろう。
ところでマーケットには、フードツアーというものがあるみたいだった。
いろんなお店で、ガイドの説明を聴きながらちょっとずつ食べ物を食べられるツアーのようで、二度遭遇した。ピザのスライスと、小さなチーズケーキが配られていた。
素敵なツアー!こんど誰かとシアトルにくることがあったら、利用したいと思った。
そして、雨が降ってきた。
私は適当なカフェに急ぐ。寒い。
ほんとうは海辺にいろいろ、観覧車やなにや見るべきところがあるみたいで、行きたかったのだけど、なにしろ寒い。
道端の像を見て「寒そう」と言ってしまうほどだ。
入ったカフェはかわいかった。ずっとスペイン語の音楽がかかってた。
ラテアートしてくれた。トトロ。私が日本人だからだろうか。
「かわいいラテアートありがとうね!」
「ええのよ、エンジョイ!」
店員さんもメキシコの人っぽい。
見れば見るほどこの顔おもろい。
1時間くらいカフェでぼーっとした。
外は雨が強まったり弱まったり。人々はぜんぜん傘をさしていない。私も傘さすの嫌いやから助かる。
ずっと雨降ってるし、タイミングを図ってたけど、意を決して外に出た。
このあと、バスの長旅がふたたび待っているので、準備をしないといけないのだ。
Googleマップでコンビニを調べると、10分くらい歩いたところにセブンイレブンが出てきたので向かう。
心温まるこのマーク。
どこにでもある辛ラーメン。
カナダに留学してたときはほんとに毎日くらい食べてた。安いし、美味しい。いつもまぜそばにして食べてた。
お菓子とお水をゲットして、グレイハウンドのバス停留所に向かうバスを待つ。
そこには先客がいた。何語かわからない言葉を叫び、ときどき歌い、道路に向かって走って踊りだすおばちゃんだ。
カナダにもアメリカにも、叫んだりふらふらしたり大声でなにかを主張したりする人はわりといる。みんな、そっとしてる。話しかけられたらふつうに返事をしたりしてる。
おばちゃんも、だから普通に、いるなあ、と思いながら私はぼーっとしていた。
すると、おばちゃんが急にこちらに来る。え?なに?なんや?なんかした?と私はいっしゅんパニックになる。
「バス乗るんでしょ?これあげる」
おもむろにチケットを渡してくれた。
「え?なに?これなに?」
「バスで使えるよ、あげるよ」
「え?そうなんですか??ありがとう!」
「なんのバス乗るの?」
「545のバスだよ」
「私のと一緒やね、もうすぐ来るよ」
そしておばちゃんは、また笑ったり叫んだりしながら待ち、バスが近づいてきたら私に教えてくれて、先に乗せてもくれた。
チケットは、ほんとに私をタダでバスに乗せてくれた。やっぴー!
おばちゃんは、席についた後もいろいろ話している。聞き取れたのはリアーナの話だけだった。その前はお金の話とかしてた。
「あんた、ジェイドやろ? ジェイドはリアーナが好きでしょう、知ってるよ私は!」
「あの子また妊娠したね、誰ってリアーナよ!父親は誰なのかね〜?Ahahahahaha」
「運転手さん、私のバス停にはまだ着かない?」
運「つかないなあ〜」
「いつもはこんなに混んでないのにね」
運「たぶん工事のせいだろうね」
私はずっとぼーっとしながら聴いていた。
不思議な会話やなあ〜と。
狂人のように声高に笑ったかと思うと、ふつうに周りの人と話したりする、親切でさえあるおばちゃん。
そしてそのおばちゃんと、ふつうに、自然に接する周りの人たち。
日本では、独り言を大きな声で言ってたり、急に笑い出したりする人は恐れられるけど、北米では違うんやなあ。
シアトルにはホームレスの人も多くて、街中にテントが張ってあったり、大きなバス停には必ずベンチに寝そべる彼らがいたりするけど、それもみんなにとってふつう。
ふつうの尺度があんまりにも違う。土地が広いぶん、北米の人は寛大なのかなあ。村上龍も、北海道の人は日本本土の人と感覚がちょっと違うって言ってたしなあ。
そして、みんな降りてしまって、乗客が私だけになったバス。
運「どこ行くの?確認のため訊くけど」
「なんちゃらなんちゃら〜、、ストリート?次のバス停!グレイハウンド乗るの!」
運「オッケイ」
バス停に着いたら、
「降りて、右にずっと行くとグレイハウンドのバス停やからね」
と、仏頂面で教えてくれた。サンキュー!
シアトルのシティバスたち。
バンクーバーでもそうだったけど、バスの顔の部分にチャリンコを乗せるところがある。べんり!
しかも、車椅子のお客さんのために自動で入り口からスロープが出てくる。べんり!
座席は一部折りたたみ式になっていて、車椅子の人が来たらみんな避けてそこを空ける。べんり!
いつも思う。べんりで、バリアフリーの仕組みがちゃんと整っている。
日本のバスに車椅子の人が乗ってるの見たことある?私はない。それ用に取り外せると書いてある席もあるけど。
また来たぜ。
待合室で歯を磨いていると、青い髪の女の人に話しかけられた。
「これあげる、サブスクリプションでいっぱい持ってるからさあ。めちゃくちゃいいのよ、お口の問題を解決してくれるよ」
歯磨き粉。
急に目の前に現れた人が急にめちゃくちゃ喋るので、ほとんど聞き取られへんかったけど、とりあえずありがとうともらった。
知らん人にもらった歯磨き粉、使われへんよなあ。と思いながらも。
私が歯磨きをしていたからくれたのだろうか。と思うとちょっと笑ける。さいしょ、営業かけられてんのかと思った。
とりあえずお礼として、明治のチョコレートを3欠片あげた。
そして無事に乗りこむバス。
14:25シアトル発、8:45サクラメント着。
泣く子も疲れて黙って眠る、大長旅だ。
旅のお供としてセブンイレブンで手に入れたものたち below
でもクラムチャウダーでお腹膨れてる、まだ。
そしてバスは、ちょくちょくかなりこまめに休憩を挟んでくれる。
1〜1.5時間ごとくらいだ。
トイレついてるけど、途中でもうかなり汚くなってたから使わない🙅♀️
ところでハイウェイに高速料金のないアメリカでは、サービスエリアなんてものはない。
途中途中のガソリンスタンドに、コンビニやサブウェイやマクドやらが併設されていて、お店を使った人にはトイレ貸してあげる、みたいな感じだ。
わくわくするね。
さて、3月を夜行バスのなかで終えることになる。
周りに日本人なんて当たり前にいない。というか女のひとり旅も少ない。いるかな??
お客さんの話す言葉は、南に行くにつれてスペイン語が多くなってきた。
明日の朝、サクラメントに着いたら、と考える。
とにかく気温。あったかくあってくれ。
See you later👋