旅にグレイハウンド

西海岸をグレイハウンドで行く

2023.4.6 ロサンゼルス-アメリカ合衆国

 

 

 

Day11

 

Hi guys!! How are you doing today??

Me?? I'm doing good actually😌

 

こんにちは〜👋

今日はロサンゼルスで宿を変えました。シーサイドに行くのです!

ホームステイからホステルへ!

 

いちんちだけやけどお世話になりました。

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一貫してオーナーは姿を見せなかったけど。そしてチェックアウトしたい旨のメールにも返信ないけど。ま、いいや👋

今日も超晴れ。きもちいい〜
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ホステルのあるサンタモニカ方面へはメトロ。

ここはサウスロサンゼルスなので、1時間くらいかかる。

メトロに乗るために万博公園を突っ切る。

なんかシュールやから思わず撮っちゃった。
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そして、時間は9時40分。

荷物重すぎるな〜と思いながら歩いていると、California African American Musiumというのがあった。開館は10時。

またミュージアムの外観撮り忘れ。前の広場にあった展示物を代わりに貼るね。

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なんかかわいー。

10時までぼーっとしようかな〜と思って、とりあえずユナイテッド航空の飛行機の展示物の前で日光浴。
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揺れる緑、鳥の声。平和だ……。

そして時間になり、ミュージアムに入ると「展示物入れ替え中でロビーしか開いてないんだ」とのこと。

ロビーには説明なくてよくわからないアート(アートに対して"よくわからない"が禁句なのはわかってる!けど!)が何点かあって、5分で見終わった。

ん〜、今日はスロウな気分なんやけどなあ。

それで、近くのお店の開店=10時半を待つことにした。

そのお店は、やはりチェーン店で、留学時代から気になっていたけど行ったことなかった。

CHIPOTLEという名前で、どうやらメキシカンフードを売るお店のようだ。

私と同じように開店を待つガイズ。

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留学時代から3年しか経っていないのに、理解できないことがたくさんある。

どうしてメキシカンフードを好きじゃないかったのか?というのもそのひとつ。

今は大好きなのに。いろいろいっぱい入ってるし、スパイスも美味しいし。

留学時代、馬鹿の一つ覚えみたいに韓国料理しか食べなかったのはなんでなんだ?

人というのはこんなにも簡単に変わるなあ。

 

とか考えながら、ぼーっとするのは特技だ。

ロサンゼルスの緑は色が濃い。

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走ってる人が多くて、ぴゅんぴゅんみんな目の前を通り過ぎる。

背が高くて筋肉のついて重そうな人でもマッハで走っていく。タフだなあ。

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暇なので昨日買ったペットボトルの大きさを確かめてみたりする。
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デカすぎ。お水の値段は日本の方が安い。たぶん、街角あらゆるところに水飲み場が設置されていて、多くの人が自分のタンブラーにお水をいれて飲んでいるからだろう。

 

そしてついに開店の時間を迎え、

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いきなりの盛況ぶり。
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サブウェイスタイルだ、build your own Taco!!

メニューにはタコスとブリトーとボウルとサラダがある。

ぜんぶ中身はほとんど同じで、タコスはちっちゃいトルティーヤ、ブリトーはおっきいトルティーヤでラップするしライスが入ってる、ボウルはどんぶり、サラダはたぶんサラダ。

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私はタコス!×2。

BARBACOAという牛肉を割いたやつ(なんかBBQ味がした)と、おなじみCARNITASという豚肉をラードとかで煮込んだやつのふたつにした。

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サルサいっぱい乗せて!って言って、ワカモレもプラス。

めちゃくちゃ美味しかった。シラントロが爽やかで、サルサがピリッと辛くて、トルティーヤは小麦臭くなくて、ワカモレは濃厚。サワークリームソースも味をまとめるのに一役買っている。

水分が多すぎて手がべっちょべちょのびっちょびちょになったけれども、大満足で頬張った。

タコスってどうやって上手に食べられるん?肘まで水分が垂れてくるんだけれども。

そしてバスの停留所で食べたときにも思ったのだが、安い!ひとつ3ドルとかだ。タコスって!安い、美味い、はやいの3つが揃っている!しかも健康的(ハイカロリーではあるが)!

どうしてCHIPOTLE、留学時代行かなかったのかまったく理解ができない。日本にあったら週1で行く。

 

そして、大満足してメトロに乗った。

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1時間くらいかけてサンタモニカへ!
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チェックイン時間の前だからホステルに荷物を預けて、お外へくりだす。

水飲み場にかわいい亀さん。
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カリフォルニア!
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サンタモニカ!

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大学4回生の春休みに、ここに来たのを思い出す!そのとき行ったロブスター屋さん🦞まだあったよ〜!!
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そして、道にやたらとこのカートがある。フルーツ売り屋さんだ。

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日差しは暑いし、食べたかったけど、とてもじゃないけどひとりじゃ食べられへん量だったので断念、し続けた。

なにしろサンタモニカからベニスビーチに歩くと20個くらいこのカートが並んでいるのだ。

それぞれにそれなりにお客さんが並んでいる。ディスプレイには、マンゴーやメロンやスイカやココナッツや、いろいろ魅力的なフルーツが並んでいた。

フルーツのカートや自転車で走り去るファミリーやカップルを横目に見ながら30分くらいひたすら歩いて、強烈に甘いものを欲したのでホットのモカを頼む。

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美味しかった。

日差しはあったかいけど風は涼しくて、ホットのドリンクもぜんぜん飲める気候。

そしてベニスは、サンタモニカよりなんというかストリートという感じ。レゲエという感じか?

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自分のCDを配ってるアフリカ系のヒップホッパーがいっぱいいる。たしか5年前に来たときもいたような気がする。

 

このあと、道に放置してあるスクーターに乗ろうとしてアプリをダウンロードしたらシムカードの通信量、規程のやつを超えてしまって急にインターネットが使えなくなったり、

Wi-Fi使うためにスタバ入ったら

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「あやら」になってしまったり、

とにかくいろいろ噛み合わずベニスの同じところをうろうろうろうろしていた。

そして、とにかくほんとは自転車を使いたかったのだけど、断念してバスに乗ってホステルに戻った。

万歩計見たら2万歩歩いてた。そりゃ疲れるって!

ホステルに戻り、チェックインして、ライブラリーでスマホ充電しながらチャイニーズの男性に周辺情報を聞いた。

このへんにはスーパーマーケットがふたつあるらしい。あと、グリフィス天文台(私が行くつもりのところ)に行くならハリウッドサインを見に行くのもいいらしい。

ハリウッドサインなあ〜、べつに必ず見に行きたいわけでもないしなあ。

 

チャイニーズ男性にお礼を言って別れを告げて、スーパーマーケットへ。

今日はなんとなくサラダの気分。さすがにいろいろ、食べすぎているからな。

あと、サルサをお口いっぱいに頬張りたい気分なんだ。トマトをとにかく、ビタミンをとにかく欲している。

初めて見る、TRADER JOE'Sというスーパーマーケット。

品数は多くないけど、価格は安いしデリ系もいろいろある。

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心踊るサラダの数々。
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そして、心踊るブリトー
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あともちろんサルサ

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お買い物を済ませて、息も絶え絶えホステルに帰り、共用のキッチンでカトラリーを探す。

スプーンにもナイフにもフォークにもフォークが入っている意味ない穴。
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キッチンにはコンロがいっぱいあって、混み合ってもまあ使える感じ。

ただ、お皿とかフライパンとか、世界中の旅人がそれぞれのやり方で洗っているのであんまり使いたくはない感じ。
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そしてひとりのテーブルにつき、サラダ!

メキシカンが美味しいよなあ。
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そして待望のサルサ

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たくさんの野菜がチョップされて詰まってるのを見るだけで嬉しいわ。フォークで掬っていっぱい食べた。
あと、カルニタスのブリトー。これは、私の好きじゃないチリビーンズがもっちゃりいっぱい入ってたので、微妙だった………。

やっぱりチポトレがいちばんか、、、。

で、昨日セブンで買ったフルーツに、なにか入っていることに気づいた。

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なに?これ。

怪しみながらフルーツにかけて食べると……うえ!しょっぱい!なんかスパイス!うえ!ぺぺ!ぺぺぺぺ!!

怒りの成分表示。

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なんでお塩入ってるんや??

よくわからないけど、メキシコの文化らしい。彼らはフルーツにスパイスをかけて食べるんやって。スイカにお塩みたいなこと??

それにしても許せん。

 

そして、キッチンに戻ったら、アメリカ人の男の人が「お腹空いてるかい?」

自分のご飯食べたから、お腹いっぱいやけど、そう訊かれたら「まあちょっとね」の濁してしまうのが食い意地張ってる奴のやりかた。

彼は「タコスつくるぜ!よければ食べてきなよ!」と、おもむろにオーブンから豚の頭を取り出した。
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解体ショーを繰り広げながら、彼はたくさん話した。3日位前からここに泊まっていて、毎日なにかを作っては振る舞っていること。アメリカ出身の軍人で、こうしてホステルでご飯をみんなに作ってあげるのは一種のセラピーだということ。ひとりでご飯を食べるのは寂しいから知らない人とでもみんなで食べられたら嬉しいということ。いろんな国に行っていて、いろんなお料理を知っているみたいだった。

そしてタコス。

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お腹いっぱいでも食べちゃった。美味しかった!けど、私アメリカに来てからずっと乾燥で咳をしてるんやけど。

食べてる途中に我慢できひん咳の発作が起こって、しかも豚の頭のお肉やからこりこりしてたりコラーゲン豊富でちょっとおえっとなってしまって、

吐いてはないけどトイレに駆け込んで思いっきり咳をしたのが気まずかった。

知らない人と席を共にするのも興味深かったしね。

そして夜になって、お洗濯をした。
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洗剤かわい〜、Tideの色っていいよなあ。あんまり「洗濯」というものに宿る優しさとかが反映されてなくてさ。すごく事務的な色でいい。

で、お部屋帰ったらアジアンの顔の人がいたので日本人だったら嫌だなと思いながら話しかける。

「ハロー、あなたどこ出身?」

これはホステルではお決まりのファーストコンタクトだ。とここ数日で学んだ。

ネーデルラントよ、どこか知ってる?笑」

「知ってる!ヨーロッパでしょ!風車でしょ!」

そこから始まったイヴァというルームメイトの話はおもしろかった。

彼女はYouTubeビデオのエディターで、ロサンゼルスには撮影で来たそうだ。有名ユーチューバーが催すバラエティ番組みたいなものに出演するらしい。

その番組では、高いところに登ったりゴキブリの入った箱を被ったり、とにかくいろいろ無茶をしたみたいだ。ゴキブリの写真を見せてくれようとしたけど、当たり前に断った!うう…

とにかくバイタリティのある女性で、話を聞いていて楽しかった。

いちばん興味深かったのが、アジアンであるという共通点についての話だ。

私は日本出身だと言うとき、日本についてあまりいいふうに話さない。日本のあんまり好きじゃない点がさいきん目立つからだ。日本を嫌いなわけではもちろんない。

その話のなかで、私は「日本人のカルチャーはすごく閉じてるの、それが窮屈なときもある」みたいなことを言った。

すると彼女も、「私も出身はオランダだけどルーツは中国だから中国人コミュニティに属してる。みんなすごく閉じている。たぶんアジアンがそうなんだろう」と言った。

「雰囲気や顔もどちらかというと暗いよね。でもあなたは違う。違うって自分で言ってたし、私にも違うふうに見える。でもコミュニティが人をつくるでしょ、あなたはどうして違うの?」、私がオープンだと言ってくれたのだ。嬉しかった。他の日本人と一緒にされたくない、とかじゃなくて、自分の理想とする態度を示せていると分かったからだ。

そして、私が「違う」のならばそれはカナダに留学したからだろうと言った。彼女も、少し前にアメリカで過ごしたから彼女のコミュニティの人々とは「違う」ふうになったらしい。

西洋文化に少しの間触れると、アジアンでもオープンになるのかな。でもそれっていいことなんだろうか、と話した。少なくとも私たちにとってはいいことだったんだろうけどね、と。

でもやっぱり、自分の生まれたコミュニティのなかで自分が「違う」ふうになったのなら、それはきっと不可逆でちょっと苦しいことだ。

 

イヴァは明日の朝早く発つのだと言った。部屋の電気が落とされてからも出発の用意をしていた。

私は疲れ果てていたので、ベッドに入る準備をした。

すると真っ暗な部屋に新しく戻ってきた2人の影。スペイン語っぽい言葉を喋っている。

とつぜん、「あなたどこの人?」

真っ暗な部屋で私に声がかかる。

「日本人だよ〜あなたたちは?」

1人目「へえ〜、ブラジリアンよ!」

2人目「なんでロサンゼルス来たの?ひとり?」

「観光しに!ひとりよ、ノー友達ノー家族!」

2人目「あーん友達はもう2人ここにいるよ!」

「えへへありがとう!」

1人目「明日何するの?」

「ブラジルいいね!グリフィス天文台行くよ」

1人目「そう、私たちハリウッドサイン見に行くんだけど一緒に行かない?」

あ〜、ハリウッドサインかあ。まあどっちでもいいけどな、それより着いて行くの面白そうやから行ってみようかな。

「いいの?行きたい!もし私も行っていいなら!」

2人目「行かなきゃだめよ〜!」

1人目「決定ね!明日7時に起きて朝ごはん食べて、出発しよ〜」

ふたりの名前はアマンダとジュリア。ブラジルから来た同士だけど、なんと数時間前に会ったばっかりらしい。信じられないほど仲良さそうで姉妹みたいやけどな。

 

ということで1日の終わりに急遽、友達ができて明日の予定が決まった。

なんか"ホステル"って感じじゃない?

2人はお酒飲んできたって言うから明日ちゃんと7時に起きるのか心配やけど、まあ、起きてこなかったらひとりで観光すればよし。

 

あんまりうまくいかない日、と思ってたら最後巻き返した。

いろんなひとがいて、気軽に話せるのはいいことだな。しかもみんな優しく、なんでも教えてくれる。

 

明日はちょっとしたハイキングだ!

じゃあね!👋

 

 

2023.4.5 ロサンゼルス-アメリカ合衆国

 

 

Day10

 

Hi guys👋 What's up??

I'm finally at my destination!!

 

今日は朝いちばんからバスに乗って、サンフランシスコを出てロサンゼルスへ向かいます!

昨日の行脚でサンフランシスコを大好きになってしまったから、寂しいな。

でもきっとまた来る!夜遊びもしないとぜったいにいけない街っぽいし、次は誰かと来られたらいいなあ。

 

ホステルをチェックアウト!

インキーして新しく発行してもらったので2枚所持。気をつけてたのになあ……。

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デザインかわいいから持って帰りたくなっちゃう!

お世話になりました、HI San Francisco。清潔で便利で飲み水が豊富にあってとってもよかった。アメリカに来るときはぜったいまた使う。
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Bye〜👋

 

6時前の街はまだ真っ暗。日の出が7時とかやからね、まだ闇のなか。

写真の手ぶれがすごい

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目の前でバスを逃したので、やることがなくなって消防のやつに話しかける。
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きょろきょろしてたら、

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お月様見つけた!素晴らしくまん丸!満月だ!

世界中どこでもお月様の形って変わらない(よね?)、それってなんか神秘的なことに思える。お月様の仕組み、未だにちゃんとわかってないけど、秋分の日も春分の日も、日本と北米とで同じやったからたぶんぜんぶ一緒よなあ?

よくわからんからお月様の話やめよ。


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朝早くからでも人通りは多くて、オフィスには電気が点いている。夜遅くまで出歩く人もたくさんいて、この街が完全に沈黙することなんてないんだろうな。
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そしてなんかゆっくりしてたらバスの時間ギリギリ。6:35発のバスやのに、バス停に着くのは6:20くらいの予定。

そして、「グレイハウンドのバスステーション」とGoogleマップで調べて出てくるポイントと、グレイハウンドのアプリで出てくるポイントが違うかった。徒歩7、8分ほどの距離ではあるが、ズレがあったのだ。

私はGoogleマップを信じた。Googleの本社ってサンフランシスコにあるらしいし。

で、失敗した。着いたのはかつてのバス停車場、完全に跡地だった。「グレイハウンドはトランジットセンターに移りましたよ!」という張り紙が。

サンフランシスコに着いたときもトランジットセンターやったもんなあ。

とか一息つく暇もなく、走る走る!

乗られへんかったらしゃれならへん!!

走る走る、合間に写真を撮る。
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薬局の自動販売機!これめっちゃよくない?

待って、今見たら左上にトラベル用のシャンプーリンス売ってるやん!!これほんとに薬局になくて困ってるのに、絶賛今も。

そして無事、6:30前には到着。バスおる。

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と思ったら違うバスで、トイレにも行く余裕がありました。やったね✌︎

 

運転手さんは優しそうなメキシカンのおじさん、乗客もほとんどがスペイン語を喋る人たちだ。

ロサンゼルスに行くって感じ!

サンフランシスコにももちろん、行き交う人々の顔がほぼラテン系の地区もあったけど、メキシカンも さまざまいる人種のうちのひとつって感じだった。でもロサンゼルスは違う、都会をちょっと離れると途端にスペイン語が優位になる。

バスのアナウンスも、英語とスペイン語だ。

そしてさよならサンフランシスコ!

そんな怖い顔しなくても……。

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カリフォルニアの夜明けのいろ。
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次第に広大な景色が広がり、寝たり起きたり。

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果てしない。でも整備されている。人の手の入ってない土地は、ハイウェイからは見受けられなかった。

私はまたその土地の暮らしに思いを馳せる。

野山を駆けて大きくなる。動物や植物に当たり前に囲まれて。本は読むだろうか。友達はそんなにたくさんはできないだろうか。大きくなったらサンフランシスコかロサンゼルスかに出るだろう。遊びに行って何日も戻らないだろうな。垢抜けるのは遅いかもしれない。マイペースな人間に育つかな。時間をかけてお料理を作るかも。煮込み料理をお母さんとつくるのが小さいときのいちばん楽しいことかもしれないなあ……。

そしてまた知らないうちに寝ていたら、ドライバーの休憩のためバスが停車した。

広くて、周りにはなにもない。置いていかれたら一貫の終わりだ。

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タコス屋さんと、
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ampm。こんなとこにおったんか!エーピー!
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そして暇なのでお腹ぺこではないけどタコスを頼んでみる。この旅 初のタコスだ!
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メニューがぜんぶぜんぜんわかんないので、知ってる言葉のやつを頼んだ。

カルニタスとチョリソ!polloはたぶん鶏?鶏の気分じゃなかったからやめた。

カルニタスは、豚肉のオイル煮!大阪の自宅の近くにメキシカン屋さんがあるから覚えた。食い意地が張っているからそんなことばかり覚えている。

呪いのようにサンキューグラシアスと書かれた、気持ちいっぱいのビニール袋。
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メキシカンのお兄さんにちょい苦労しながら注文して、品物を受け取った。

タコスふたつで6ドルくらい。安い!!!

 

チョリソで思い出したどうでもいいこと。

留学時代、ラテン系のルームメイトが、毎朝バスで会うカナダ人に好意を寄せていた。もちろん同じ学校に行くので、私たちは毎朝同じバスに乗る。彼女はそのカナダ人を見るたびに「あ!チョリソだ!私のチョリソがいるわ!」と報告してきて喜んだ。おいおい、と脱力の笑いが出てしまう。直接的表現すぎるやろ!!

結局彼女はバスで連絡先を書いた紙をチョリソに渡して、成就していた。すんのかい。

 

バスでアルミホイルを剥がすと、

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あわわめっちゃ美味しそう!切り刻まれたチョリソと、カルニタス。どっちも玉ねぎとシラントロ(パクチー)がいっぱいかかってて、レモンを絞って食べたら爽やかでとても美味しかった。何個でもいける。タコスっていいお料理よなあ。気軽やし美味しいし、ああこれこそビールが飲みたくなる!うんと軽いやつをガブガブね!

 

そしてバスは出発する。

隣の列に座っているアフリカ系のおばさんが、とんでもなく声がでかいので、

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ホステルでもらってた耳栓をつけた。

ほんとに、道の向こうの人に向けて喋ってんのかってほどでかい声でずっと電話してて、頭おかしなるかと思った。

まあバスやし、いろんな人が乗っている。仕方ない。イヤホンを失くしたことが悔やまれる……。

 

そしてチャイナタウンとかを通って、

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(サンフランシスコとはずいぶん雰囲気が違う。

中華街の地域適応力好きだ。)
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16:40くらい、ロサンゼルスユニオンステーション到着!
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ロサンゼルス、あったかいー!!!!やっぴー!!!!

そしてなんか、日本人の老人たちの団体がいたので、日本語わからないって顔をしといた。

目の前横切る時にsorryって言われたから、that's okay😌って答えた。ほんまは何を話し合ってるかもなにもかもわかるけどな、と思いながら。性格悪っ!

なんとなく彼らが、自分がいま距離を置いているものそのものな気がして、あんまり近寄りたくなかった。べつにいいねんけどさっ。

そしてぎゅう詰めのバスに乗り、

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宿泊先へ到着。
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狭いけどじゅうぶん、なのだけれども。

オーナーとは徹頭徹尾オンラインでやりとりしてるから会わないが、ここはホームステイ型の宿泊施設だ。人んち。

そして、家に入るのにセキュリティ番号がいるんやけど、そのセキュリティ番号と、各部屋の鍵のセキュリティ番号がぜんぶ同じ。

つまり、宿泊してる人誰でもどこの部屋にでも入ってこれるのだ!!!セキュリティがばがばやん!!!

部屋は見たところ6部屋くらいある。3つあるバスルームを、ヘアドライヤー探して彷徨っていたら、3人くらいの宿泊者と会った。

みんないい人そう。朗らかでフレンドリーだ。長く滞在しているというヨーロッパ顔のおじさんは、ものの場所を教えてくれるし。

でもぜんいん男だ。女がいない。私しかいない。

うーーーんと思いながらとりあえず食事に出た。

このへんのネイバーフッドはとてもいい感じ。道は清潔、近くにスタジアムや大学があるから整備されていて綺麗。

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南カリフォルニア大学

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すれ違う大学生、みんな「アメリカの大学生です!」という格好と顔つきをしていておもしろい。ほんまに、どうやっても見間違えようがないくらいみんな大学生の見た目なのだ。日本の大学生もそうなんかな? 自分も大学生のときは、大学生の見た目やったんかなあ。

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流行ってる電動スクーターで通学すな。

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大学にビーチバレーコートがある……!カリフォルニアすぎるやろ。

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そして30分超歩いて着いたのがここだ!

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移動のあとの〜〜〜?

せーーーのっ!

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ハンバーガー!!!
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FIVE GUYSは留学時代のお気に入り。具やソース、自分でぜんぶカスタマイズできるのだ。パティも肉肉しくて大好きだった。

タコスをお昼に食べたのでお腹はまったく空いてなかったけど、どうしても今日ファイブガイズが食べたかったので行った。

ここの好きなのがポテトだ!

ケイジャンスパイスを別でくれるのやけど、それをまぶして食べたら最高においしい!ケイジャンスパイスを好きなだけかもしれない。

みんなはケイジャンスパイス食べたことある?あれは説明ができない味だよな。クミンとかのスパイスが南アメリカ風にブレンドされているんやけど、なにがこの味でも美味しい。たぶんカルディとかに売ってるはず。Check it out!

ハンバーガー、美味しかったけどちょっと冷めてたし、やっぱりサンフランシスコのパールズデラックスが忘れられない。

ファイブガイズはチェーン店やから比べるもんじゃないんやけど、もう当分ハンバーガーいいや、となっちゃった。食べすぎた。病気なる。

 

そして帰り道、カリフォルにゃあが。いる。

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ふつうに車屋さんの敷地やねんけど、入り込んでチャーシューあげてる大学生おった。猫好きはどこにでもおるなあ。

横断歩道。

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どうなったらそこで乗り捨てようと思うわけ?

信号渡る前か、後やろ、決心するのはふつう。

 

時間は午後7時、ようやく訪れる夕暮れ。

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カリフォルニアっぽい。
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お馴染みの大好きセブンイレブンに寄って、お水とフルーツを買って帰った。
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そして滞在先やけど、やっぱり明日からまたHIにお世話になることにした。

アメリカ来たらまた利用する🥺とか言ってたのが今朝のことなのに。

女のひとり旅はけっきょくホステルがいちばん安全な気がする。安価なプライベートルームを求めたら、それだけセキュリティが落ちるし、安全性が下がる。

今泊まってるとこは1泊だけにすることにしたから、とりあえず今日は電気をつけっぱなしで、お部屋の入口に荷物を立てかけて眠ることにする。

 

HI、ロサンゼルスのそれはサンタモニカにある。海辺だ。ロケーション最高。陽キャ多そう。

だから必然的に明日はサンタモニカをふらふらすることになった!楽しみ〜!!

じゃあね、また明日〜!

Bye👋

2023.4.4-2 サンフランシスコ-アメリカ合衆国

 

 

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イタリアンタウンの、角のところのカフェに入った。

写真はないけど外観もかわいくて、ほんとにちょっとイタリア気分。店員さんはイタリア人のお姉さんだ。

「ラテください!」

「ラテね、スペシャルティかノーマルかどっちがいい?」

スペシャルティってなに??」

「カルダモンが入ってるの!」

サウンズ ナイス!私はそれにしてもらい、さらに蜂蜜を入れてください💓と言った。凍えているから甘い飲み物がいいし、それにスパイスと蜂蜜は素晴らしく合うからだ。

「蜂蜜足りなかったら言ってね!」の言葉とともに出されたラテは超美味しかった!自分でカルダモン入れるだけでもこんなに美味しくなるのかな??

ぼーっとあったまっていると、イタリアンのおじいさんが話しかけてきた。

「この辺に住んでるの?」

「ううん、旅行、日本から」

おじいさんは日本のこと(時差、アメリカ軍の基地、都市とか)いろいろ知ってて、おじいさんがエスプレッソを注文するのを待ってる間ちょっと話した。

「英語じょうずだね、どこで習ったの?」

バンクーバーに一年、英語勉強するために住んでたよ」

英語褒められた!嬉しい!「(日本人にしては)じょうず」という枕詞が毎回隠されているんだろうけど、それでも褒められて嬉しい。

「なんかまだ飲むかい?」と訊いてくれたけど、甘いカルダモンラテですっかり満ち足りていたので辞退した。でもありがとう!おじいさん!

帰りがけに声をかけたら「話せて楽しかったよ」と手にキスをしてくれた。イタリアやなあ〜!

 

そして温まった私はまた歩き出す。次の目的地へ。

また中華街を突っ切る。

新感覚BEAUTY!

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中華中学校。100%中国語しか喋らない住民も多いらしい。
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唐突に現れるトンネル。
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恋に疲れて〜心ぼろぼろチャイナタウン〜♪
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人通りが多く、安全な感じのトンネルだった。
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トンネルを抜けると

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もう中国語はひとつも見当たらない。
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GUCCIとかBVLGARIとかモンクレールとかが並ぶ、高級ブランドストリート。

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ちょくちょく街で見かける、ぷるんとしたハートマーク。
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かわいい色の路面電車

カリフォルニアってこの青色のイメージあるなあ。
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夜になったらニップルが光るのかなあ。ジェントルマンのクラブ。

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壁画
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シビルセンター
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一部だけ異様に嫌われてるガラス
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あ!レインボーだ。
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セイフウェイが見えたので休憩

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セイフウェイは留学時代いちばん行ったスーパー!

夥しい数のトマトソース
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たくさんのフルーツ!
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このチーズいっぱい詰まったキノコ美味しそうすぎ
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いつも買ってたパン。これこのまま冷凍庫に突っ込んどくの。そんでダイレクトにトースターへ入れる。
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こっちのホットドッグバンズのときもあった。

キムチツナマヨドッグを作って周りを阿鼻叫喚させたものだ。美味しかったんやけどな。
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スーパーは、このベルトコンベアに商品を自分で載せていくタイプ。ものが多いとちょっと大変。
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で、なんか身体によさそうなどろどろのジュースを買って飲んだ。

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たぶんビタミンはとても不足してるだろうから。

 

ふたたび歩く。

かわいいおうちたち。

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マックスマッスル!!!!
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そして目的地に着いた。

1時間まっすぐ歩いてもまだダウンタウンなの、ほんまにサンフランシスコって広いなあ〜と思う。

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レインボーフラッグを頑張って撮ろうとする
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けど
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ぜんぜん綺麗に広がってくれない。

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どこにでも虹色。
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このカストロというのが、LGBTQ+の社会運動を歴史的に推し進めてきた地域の名前だ。f:id:nico-fuumi:20230405233408j:image
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ハートも虹色。

で、目的はここ。

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GLBT Historical Society Musium。なんであえてGを頭に持ってきてるのかは怖くて誰にもきけなかった。

サンフランシスコは、もともとは同性愛に対してなにも抵抗のない地域だったらしい。ネイティブアメリカンたちにとって、同性愛は自然の流れの一部だった、でも、ヨーロッパ的な考え方が入ってきて、禁止されていったらしい。

1800年代中盤のゴールドラッシュでは、一気に人が増えてその90%が男の人だったそうだ。みんな故郷や家族から離れて、寂しいけど好き放題していたらしい。当時の同性カップルの記念写真や異性装をして捕まった女の人の新聞記事なんかを見て不思議な気持ちになった。

あと、興味深かったのがマッチブック。日本でも昭和まではそうだったけど、お店の宣伝としてマッチを当時配っていて、それがいくつか展示されていた。お店の名前だけが書いてあるミステリアスなもの、半裸の男性が書いてあるもの、レズビアンバー〇〇と堂々書いてあるもの……。

そして、ミュージアムで言及されているゲイの活動家はほとんど、AIDSで早逝している。1980年代にHIVウイルスの存在が広く知れ渡るまで、サンフランシスコではトルコ風呂(日本で言う発展場に近いものだと思う。不特定多数と気軽に性的な関係を持てる場所)とかが大流行りしていたらしい。

どうしてゲイの人ばかりが感染するのかなってググってみたら、お尻は感染から身を守るための細胞のレイヤーが少ないというのも理由にあるみたいだ。

そして、撮った唯一の写真なのだけども、これ。

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第二次世界大戦で捕虜として連れてこられた日本人なのだが、なぜか彼のコーナーがあった。

オオムラさん。彼のパスポートとか写真とかが公開されてるんやけど……。

「彼はゲイだっただろう」みたいな姿勢でぜんぶ書かれてて、とくにカミングアウトしてなにかの行動をしてたわけでもないのに、「日本から戦争の関係で来て帰化した人」という珍しい立場ってだけで展示にされている感。

え〜?私がオオムラさんやったらめっちゃ嫌かも〜!!

あと、サンフランシスコで一世を風靡したドラァグクイーンが着ていた着物(もどき)なんかも展示されていて、日本がちょくちょく登場したのがおもしろかった。

日本というのは、鎖国をしていたし、あんまり日本人はオープンじゃないし、つまり閉じられていてミステリアスだ。

ゲイ文化も、今ほどオープンになるまでは閉じられた排他的なコミュニティだっただろう(そうあらざるを得なかっただろう)。

そういう、秘められたものに宿る淫靡さみたいなものが、日本文化とゲイ文化をリンクさせたのかなあとか思った。

 

ぜんぶ英語やからちゃんと丸ごとは理解できてないかもやけど、サンフランシスコはLGBTのアクティビストが政治にも深く関わったことによって、レインボーフラッグができたり、同性婚を早くから合法化したりと先進的な街みたいだ、ということがわかった。

そして政治とかのマクロでもそうやし、ミクロでも、同性愛者の移民の人たちのインタビューとかも見れてよかった。

いろぉんな人がいる。移民の多い街ではそのことが受け入れられやすいんじゃないかなあ。みんなエネルギーがあるから。

 

そしてミュージアムを出て、また歩く。

異様に寒い。日差しも風も強くて、ほんとに体温調節が難しい。

影ばっかりやし、冷える。

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住宅の多い通りを歩く。かっこいい家。
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美しい門。

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私と同い年のカフェ。

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カフェが多い。でもそれは自然なことに思える。人々がネイバーフッドにとどまり、周りの仲間と話をするのにコーヒーやティー、ひいては場所自体が、不可欠だろうと思うからだ。

学校、スヌーピーでよく見るスクールバス。
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すぐ目の前にバスケットコート。f:id:nico-fuumi:20230406003847j:image

歩いててふと、あ知ってるいい匂いする!と思ったらジャスミン

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Love it〜!

 

そして目的地。

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フレッシュなビール!!
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フォートポイントというブルワリーの直営のビールショップ。

凍えながらもフレッシュなビールはほんとに美味しい!

いろんな匂いがして、芳醇で爽やかで大好きな液体だ。

なんかテンパって、生牡蠣食べへんのに頼んじゃった。美味しかった。寒かったけど。

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そして店員さんと喋って、日本から来たよ!って言ったらまた!なぜかビール一杯奢ってくれた(You know what, this is on me!!)!
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これはコリアンスタイルのビール。そんなん留学時代とかにも見たことなかったし、店員さんもおすすめって言うから飲んだ。

飲み口柔らかで飲みやすい、でもどこか独特な穀物の匂いがするビールだった。食べ物に合う、主張がそこまで強くない美味しいビール。

そしてせめてもの暖、ガーリックフライ。
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生のガーリックいっぱいかかっててめちゃくちゃ美味しかった。

そして凍えながらホステルに帰………る前に、アルコールで増大した食欲のおもむくまま

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Pearl's Deluxe Burgersアゲイン!
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ベーコン入りで注文したのに間違えられてた……Mini Deluxe with cheeseになってた……けど美味しかった😊お腹いっぱいでも美味しいんやからよっぽどやで!

最後にまた来れてよかった。明日は早朝のバスだから、もうこれがサンフランシスコでの最後のご飯なのだ。

でもぜったいまた来る!パールくん待っててください!

 

そしてシャワー浴びてリビングエリアでちょっとゆっくりする。

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素晴らしいのが、ウォーターサーバーが点在するところ。お湯も飲める!ここで私はお白湯を飲みまくった。

フロントの脇には24時間コーヒーが置いてある。素晴らしい場所だ、HI San Francisco。

そしてこのドミトリーともお別れ。

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マットレスごわごわで、シーツすぐ剥けて、愛着なんてわきようないのに寂しいな。

 

で、左の上階にまた新しい人が来たので、挨拶をしたらちょっと会話が始まった。

ティアさんはアフリカ系の41歳(!)で、アメリカから出たことのないサクラメント在住の旅人だ。

もう孫もいて、家にはやることがたくさんあるけど、3年前に事業に失敗したのをきっかけにしてホステルでの旅を始めたそうだ。なんてエナジェティックなんだろう!

サンフランシスコにはそうねえ5年くらいはいないとぜんぶ味わえないよ!住めばいいのよ、それか帰るならまた戻ってくればいいわ、と楽しそうに言ってくれた。ホステル泊まるときはあなたのこと探すわね、と笑いながら。

そして最後、私は朝5時起きだしティアさんは2日寝てない(サンフランシスコでは寝てる時間なんてないのよ!)ので、22時前には眠った。

 

パワフルだなあ。ほんとにみんなパワフルだ。

逆に言うと、パワフルでないと生きていけないのかもしれない。

みんながオリジナリーには移民の国で、適応するために、生きるため楽しむためにはエネルギーがないと。

数日前サクラメントで出会った韓国のおっちゃんキムさんが、祖国に帰りたいと言った、その気持ちもわかる。老いてパワーがなくなったとき、生きるエネルギーが最低限で済むのは祖国だ。生まれ育った言語で、見慣れた景色だ。自分の肌に身体にはじめから馴染むもの。日々、パワーを使わなくても流れていく生活のある場所。

 

25,000歩歩いた私は、泥のように眠った。

サンフランシスコ最後の夜。

私はカオスを愛しているので、今日の観光はとても楽しかった。

街の形と人の生活の形。ちぐはぐをむりくり合わせてできる流れ。

旅は楽しいな。人は優しいし。

どうしたって他人を求めずにはいられない私にとって、日本はちょっと寂しいときがある。無視されるからだ。無視することが礼儀でさえあるから。

でもみんな他人を求めずにいられないのは同じだと思う。誰もひとりで生きられない。他人を求める気持ちと拒絶する気持ち、それが今の日本の人々のなかでうまく噛み合ってないのかもしれない。

 

こんなに楽しい旅ももう終盤だ。

明日は朝いち、6:35のバスでロサンゼルスに向かう。

See you later💫

 

 

2023.4.4 サンフランシスコ-アメリカ合衆国

 

 

Day9

 

Hi guys👋 How are you doing??

It's freezing here!! I hope you guys have a good day with spring breeze🍃

 

今日は、チャイナタウンとかゲイストリートとかにひたすら歩いて行こうと思います!

昨日、ど真ん中観光地で観光船に乗って思った。これはひとり旅でするタイプの観光か?と。

ひとり旅ですることと言えば!そう、ひたすらに歩くこと。移動。街全体を美術館や水族館みたいに考えればいい。誰かと来たときには主な展示を見て話し合って考えをシェアしたり一緒の体験をエンジョイする。でも、ひとりで行くと自分の興味のあるものにひたすら時間をかけて熟考に耽ったり好きなものの前でぼーっとしたりする。せっかくひとりで旅するなら、そういうふうにしないとね!じゃないとふつうに寂しなる。

昨日、4人部屋の4人目が部屋にきた。彼女はどうやら、既にいる1人の友達のようで、せかせかと夕方身支度し、1人目と一緒に出ていった。彼女たちふたりは夜なか帰ってこなかった。いいなあ〜。一緒に夜遊びできるの、いいよなあ。ひとりじゃ夜遊び、びびってできないしなあ。

って、寂しくなるからちゃんと、ひとり旅の楽しいとこを思い出さないと。

とにかく量を見る。見ることは私の専売特許だ。

 

ということでパワーチャージの朝ごはん。

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昨日と同じ。バターもジャムも、確実につけすぎた。べたべたに、がぶがぶ溺れながら食べた。美味しかった!

どうでもいいけどこのタイプのトースター好き。
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パンが入ってって、出てくるときのシャーン!っていうアトラクション感が楽しいから。

いっかい見えなくなってまた現れるというのが嬉しいのは、いないいないばあがおもしろいのと一緒かな。やとしたらどんだけ成長止まってんねん。

 

なにはともあれサンフランシスコは今日も晴れ!そして寒い!風がぴゅうぴゅう吹いている。

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チャイナタウンへ向かう、地図ではわからなかった度を超えた坂を登る。
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That's so San Francisco!!

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Sacramento、久しぶり!👋ひとつ前に訪れた町と同じ名前の道。

綺麗なファサードの家。豪奢。お金持ちネイバーフッドという感じ。

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というか、ネイバーフッドという言葉。説明もなしに使ってたけど、日本語にするのってちょっとむつかしい。

ラップ好きな人とかは知ってるのかもしれない。アフリカ系のラッパーがネイバーフッドについて歌っているイメージがある。

ちょっと解体してみると、ネイバー=neighbor=隣人。フッド=hood=共同体、組織。

地元よりももっと狭い地域の、隣人たちで構成される組織や人々や街の環境を指している。地元って言ったら自分ちの周りだけじゃなくて、最寄りの駅とかチャリンコの範囲内も含むでしょう。そこまで大きくなくて、自分ちの周り数ブロック単位のこと、身近な環境のことを指す。

昨日のおしっこネイバーフッド(人が急に道端で放尿するような道)に意図せず入ってしまったみたいに、アメリカでは数ブロック違えば環境ががらりと変わる。地元という大きな単位ではなく、ネイバーフッドというより小さな共同体の単位が優先される感じがする。

そして坂を登ったり下ったりしながら道を覗いていると、目に入る漢字。

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白い建物の地に青い装飾、赤字の漢字、かわいい!そして後ろに臨むベイブリッジ、ロケーション最高やなあ〜。

ダイレクトに壁に描かれたお店の名前とか。
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「サンフランシスコで23年の実績」、ほんまに今も23年か??

坂を下るとほのかに聴こえるチャイニーズなミュージック。おおー、きたきたチャイナタウン!

と思っていたら人だかり。

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チャイニーズ×公園×音楽、とくれば………とうぜん!答えは太極拳

しかもなんか近代的なワルツのミュージックに合わせてみんな完璧に踊ってた。あれどこで習うん?定期的に新しい振り付けを教授してんのかな、誰かが。それこそネイバーフッドごとに振り付けがあるんだろうか。

チャイナタウンはおもしろい。サンフランシスコの建物に、そのまま中国の文字。

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横断歩道も中華。

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門も中華。
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関係ないけどこの建物、

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めちゃくちゃハリボテやった。解体途中?
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そして、見たとき「そ、そんなあ〜」と声に出してしまった木。

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広い通りの眺め。晴れてるっていいよなあ〜。

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♪恋に破れて〜涙ぽろぽろチャイナタウン♪(関風ファイティング/関ジャニ∞)って千回くらい歌った。

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すれ違う人みんなチャイニーズ。飛び交う言語は中国語。

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観光客っぽいヨーロピアンとか、近くに住んでるっぽい白人とかとすれ違うんやけど彼らはここでは圧倒的にマイノリティ。

なにしろここはアメリカ最大のチャイナタウンで、人口密度はマンハッタンの次かなんかに高いらしい。

観光地でもあるんだろうし、一応お店の軒先には英語でも手書きで掲示があったりする。けど、見せ物じゃない生活感が私を、訪れる人々を圧倒する。移民としての中国人たちの、中国人のための街という雰囲気で満ちていた。神戸や横浜のそれとはまったく違う、ガチの中国人街。

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私はその生活を想像せずにはいられない。移民として、自国とは違う場所で、でも自分と同じルーツを持った人たちと暮らす。狭い世界で育ち、でもほんの少し外にはすぐ、広くて異文化の世界が広がっていて、どちらでも生きられる。

サンフランシスコにも日本人街はあるらしい。たとえば私がそこで生まれていたとしたら。きっと少しも寂しくなく窮屈で温かい環境で大きくなり、日本という国に大きな憧れを持ち、大学生のときとかに実際に日本に行ってみるだろう。失望しただろうか? どう思うだろう、祖国について。たぶん日本には住まないだろうな。日本人街も出るだろう。しかしいつでも帰られるネイバーフッドがある。想像するそれは、寂しさとは無縁で素敵。でもきっと嫌な思いもいっぱいするんだろうな。

 

あり得なかった日本人街で生まれたver.の自分に思いを馳せながら、歩くとやっぱりディムサムショップが目に入る。ディムサムは点心!

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(写真に指入ってる。おじさんか。)

でもこのディムサム屋さん、キャッシュオンリーだった。キャッシュは2ドルくらいしか持ってない。ちょびっと列ができてて、おいしそうだから諦めきれない。

その辺の銀行にふらっと入り、訊いてみたら両替は顧客しか取り扱ってないとのこと。

このへんに両替所ある?と訊いて、道の名前と行き方を教えてもらう。

その通りに行くと、果たして両替所はあった。

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Googleマップの画像で失礼。)

でも、開店は10時。まだ9時半。

悩んだのはいっしゅんだった。両替所と同じ通りの

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別のディムサムショップに入り、
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小籠包とほうれん草餃子を注文。

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注文は3個からやった。他の種類を食べたいよなあ。でも、美味しかった!小籠包にスープは入ってなかったけど、お肉ぎっしりで食べ応えあったし、ほうれん草餃子には海老が入っててぷりぷりでお野菜も摂れてよかった。

中国語わかんないけど、

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なんとなく、「他のお店のもん食べるなら1個につき2ドルね」って書いてるような気がする。

そしてお湯50セント。
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商魂たくましいお店だなあ。

 

10時になり、開いてるかなあ〜?と思いながら行った両替所は無事営業中!

思うのだけど、ぜんぜんみんな時間にルーズじゃない。ちゃんとお店開けるしちゃんとスケジュール通りにバス出発する。

そして留学時代のカナダドルの一部をアメリカドルに変え、目的のディムサムストアに向かった。わりとお腹いっぱい。

列ができてて活気がある。

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やっぴー!ドラマとかで見るテイクアウト容器!
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中身は買うと決めてたニラ饅頭と、決めてなかったピーマンの何か詰め。
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なんか美味しそうと思って注文してしまった。

辛いのと辛くないのどっちにする?と訊かれて、そんな質問にはぜったい「1個ずつ!」と答えるやん。

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公園で食べる。公園で食べるの好きだから。快晴で気持ちいい〜♪けど、圧倒的に寒い。

そしてピーマンの何か詰め、辛い方はピーマンじゃなくて唐辛子そのものみたいなやつだった。めちゃくちゃ辛い。げほげほ咳き込む。寒いし、涙を流しながら食べた。

辛くないほうはパプリカかなあ?身のしっかりしたピーマンが野菜の味そのもので美味しかった。詰め物はお魚のすり身っぽかった。

ニラ饅頭は、たっぷりのニラと海老がぎゅっと入ってて大満足!

しかし寒い。美味しかったけど寒い。

チャイナタウンを一回通り過ぎてしまったとき見つけたイタリアンのdistrict(=地区)がすぐそこだった。

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電柱がイタリアの国旗の🇮🇹色に塗られていて、バーやカフェやピッツァ屋さんが並んでいる、ちっちゃなイタリアンタウンがあったのだ。

チャイナタウンの北、North Beachという一帯がイタリアンタウンに当たるらしい。

 

 

 

そして、今回もまた

長くなったので分ける!

 

 

2023.4.3 サンフランシスコ-アメリカ合衆国

 

 

Day8

 

Hi there〜!!

How are you doing?? Me?? I'm definitely getting better✌︎✌︎

 

こんにちは!

今日は海の方に観光に行こうと思う。

朝から動いて夜はもう早めにホステルに引っ込む予定。無理しないどく。

 

目覚めると、8時前。ルームメイトは深く眠りについていて、起きる気配もない。

そろそろとハシゴを降りて、顔を洗って部屋を出る。

そう、HIのホステルには朝ごはんがついている。サクラメントでは、ささやかだけど嬉しい朝ごはんが迎えてくれたものだ。もう懐かしい。

サンフランシスコのそれは、人々がたくさんでとても賑やかだった。

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内容は、ゆで卵とオートミールとバナナとパン。

なんというかちゃんと押さえてまっせ!って感じだ。正直これさえあればいいっちゃあいい。

コーヒーやお紅茶ももちろんある。バターとブルーベリージャムもある、トースターもある。

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Ta Da〜、「theこれでええやん」。マヨネーズも使えたので、ゆで卵を潰して卵サラダにして、パンに挟んで食べた。

誰か私みたいにしてるやついるか??私の朝ごはんがいちばん美味しそうやろ、ふふーん!!

と去勢を張るのは、なんかみんな 連れ同士で来てて賑やかに朝ごはんを摂っていて、高校時代を思い出したからだ。

「私以外ぜんいん友達やん」の状態だった高校時代。あの疎外感をほんのり思い出した。ほんのりで済んだのは、みんな知らない言葉を話していたからだ。

フランス語っぽかったりヒンディー語っぽかったり、まあとにかく耳を素通りする彼らだけの言語で話していたから焦燥感みたいなものを覚えずに済んだ。場についていけてない焦燥感だ。あれは高校時代嫌だったな。

じっさい、なんか西洋の人って朝ごはんにおいしさとか求めてなさそうだ。誰も私の朝ごはんなんて気にしていない。ぼーーーっと外を眺めながらゆっくり食べた。私ってかなり愚図でマイペースなのだ。なんかあんまり気づいてなかったけど。

 

そして用意をして、意気揚々とホステルを出る。

冷えた空気。今日も日差しと裏腹に気温は低い。

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うろうろ迷いながら、路面電車に乗る。

Muniだ!
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F、フィッシャーマンズワーフ行きに乗るのだ。
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私は基本的にGoogleマップをちゃんと読めないので、すぐ諦めて人に訊く。みんな、親切に教えてくれる。

ただ、サンフランシスコ。わりとこれが失敗する。別に人が悪いとかじゃない。「ごめんわからんわ」という答えが頻繁に返ってくるのだ。

しかも、黄色いベストを着ていて"道の専門家"っぽい人も「わからん」って言うのだ。なんで??

何人かに訊いてやっと満足いく答えが得られる。ふべん〜!大きな街の弊害。

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鮮やかな色のマダムのセーター。

がたごと揺られて、海辺へ。

たどり着いた、Pier 39。

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観光地だー!!

ハードロックカフェがあり、ババガンプシュリンプがある。ほぼUSJだ!

ちょっと暇なので、お土産屋さんをひやかす。

いにしえ、って感じのアメリカン帽子たち。

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ベルが鳴ったら合図ね!

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マリファナ関連多め。
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"RIDE THE HIGHWAY"、マリファナでハイになるのとかけてるの、ちょっとダサい。

"DON'T PANICK IT'S ORGANIC" 、たしかに。マリファナはオーガニックだな。

 

そして、アルカトラズ刑務所に特化したお土産屋さんも別にあった。

サンフランシスコには、私は来るまで知らなかったのだが、有名なアルカトラズ刑務所のあった、アルカトラズ島があるのだ。

ゴールデンゲートブリッジと並んで、大きな観光名所となっている。

囚人服風の犬の服かわいい。
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イオン以外でも売ってんのかこのクオリティ。逆に購買意欲そそられる。
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さいきんの囚人服といえばしましまよりオレンジよなあ。
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これ着てリラックスできんのかな?

そして、おもしろかったのがクックブック。
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さわりだけ読んだ。

アルカトラズに住んだ、ふつうの奥さんたちのレシピブックだった。とうぜん、看守など刑務所に勤務する人たちの家族も島に住んでいた。彼女たちは限られた場所と材料で、がんばって炊事をしていた……そのレシピを紹介!というじっさいのレシピが羅列してある本。

なんかでもローストビーフとかふつうにおいしそうなメニューが並んでた。

 

さて、まだ時間ある!なんかめちゃくちゃお腹すいた!そしてめちゃくちゃスパゲッティが食べたい!

というか、スパゲッティ以外食べたくない!

うろうろして、スパゲッティを探す。

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メリーゴーランドある。

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パパガンプの抜け殻。

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遠くに臨むアルカトラズ。
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なんか固まってる裸体。
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そして、思いっきり観光地価格のレストランのメニューにパスタを見つけたので、入った。

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ケイジャン味がとても好きなので、ジャンバラヤパスタを注文した。ペンネと書いてあるけどリングイネにして🫶とお願いする。

寒かったからもらったお湯に、レモンついてて嬉しい。
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やったー!!!That's what I'm talking about!
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これが食べたかった。

なぜかわからないけどこれがとても食べたかった。

貝や海老、セロリやトマトや玉ねぎ、チキンやビーフまでもふんだんに入った大盛りのスパゲッティ。美味しい!!これが食べたかったんや!!!

お腹いっぱいになって、これでまた晩ごはんも要らんやろうな〜と大満足でお店を出た。お店の外観はいつもの通り撮ってません。

 

そして、スターバックス大好き(普遍的でどこにでもあり安心するため)な私にしては珍しく、この旅初めてのスターバックスコーヒー!

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トイレに行きたくないけどコーヒーは飲みたいため、ノンカフェインのアメリカーノをゲットしたかったのだ。別名、コーヒーの匂いのするお湯。

そして、この旅の裏テーマを密かに叶えた。

ちょっと恥ずかしいんやけど、私は「イングリッシュネームを自分につけるとしたら何かな〜」とずっと考えていた。

留学時代、日本人は誰も持っていなかったが、韓国の生徒たちは半分くらいがイングリッシュネームを名乗っていて、憧れていたのだ。

そして、私が名乗るとしたらこれだな〜というのが近年固まってきていた。

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Daphne(ダフニ)、沈丁花の英語名。誕生日の付近に香るし、匂いが大好きだし。というか言葉の響きもめちゃくちゃ好き。しかもダ行から始まる名前かっこよくない??

これをスタバで飲み物を注文する際に名乗り、そして、この名前で呼ばれ、受け取るという一連の流れを密かに裏目的にしていた。

"Your name??"と訊かれたとき、必要以上に食い気味にドヤ顔で"Daphne😤"と答えてしまってちょっと恥ずかしかった。

ま、イングリッシュネームは、自分の名前が英語で発音しにくかったり覚えられにくかったりするからつけるのであって、私の名前は誰にとっても発音しやすい素敵な名前なので必要ないんやけどね!

 

そしてクルーズ!

めっちゃ観光やん!珍しく!

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いちばん上のデッキにいちばん乗り!
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1人で来てる人1人もいなかった。みんな、ぜんいん、家族連れだった。ちょっと孤独。

いいもん!ゴールデンブリッジとアルカトラズを、一気に制覇しておきたかったのだ。

船しかない!と朝ごはんのあと思い立って予約した。

まずゴールデンゲートブリッジ!

パーカーの袖思いっきり画角に入ってる

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こんなに長い橋に、支える塔がふたつしかないのは不思議。

そして自殺の名所らしい。ここから飛び降りたら98%死ねるってネットに書いてた。
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私たちの世代にとったら、「フルハウス」じゃない?

オープニングでちらっと映る橋。あの印象しかないや、ゴールデンゲートブリッジ。

フルハウスは、ロケ地もぜんぶサンフランシスコらしい。あの優しそうなお父さん、たしかにサンフランシスコのダウンタウンで働いてそう。頭良さそうやもん。
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アルカトラズ島は、軍艦島みたい。事前予約してたら中まで入れる。私はしてないから船から遠目で見た。

めちゃくちゃ狭かったししんどかったらしい。収監されてた超有名マフィア・アルカポネ(英語やったらアルカポーンやってちょっとおもしろかった)が精神を病んで亡くなる原因になったくらい。

クルーズはまあまあ面白かった!風が強すぎて船が浮いて、心臓ファッてなるやつに何回かなったのがいちばん怖くておもしろかった。

陸に帰り、寒すぎたのでコーヒー。

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飲み物に必ずBiscoffついてくる!て書いてあったからここにした。Biscoffは、スパイスが効いてて美味しい素朴なクッキーだった。あったまる。

 

そして路面電車で来た道を、歩いて帰る。

気温は冬やけど日差しはカリフォルニアなので、歩いていると温かくなってくる。

青空に映える豪華客船。

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世界一周とかしてんのかなあ。いいなあ〜。なかはどんなふうになってるんだろうか。老人ばかりかな。

いい感じの遊歩道。ララランドにでてきそう。

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それにしてもお天気いいなあ。

 

サンフランシスコは、一度大震災に見舞われている。

だからか津波の避難サインがある。

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震災は1906年、もう大都市になったあとだからすさまじい被害だったそうだ。あらゆるものが三日間燃え続けたらしい。

地震は怖いなあ。アメリカの建物とか、耐震の基準とかちゃんと設けてあるんやろうか。

断層地震なので、またぜんぜん起こるみたい。ちょっとビビってきた。

 

歩いていると、ほんとに、サンフランシスコは都会だなと感じる。

都会というか、インテリの人が多そう、みたいな。IT系の企業が多くて、ビルもなんか「ITですよ」みたいな顔をしている。

パリッとした近代的な街って感じ。

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お水は下に流れ、気泡は上に出てくる変な噴水もあるし。
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なんか、「うぃ〜✌︎✌︎カリフォルニアやで〜✌︎✌︎✌︎✌︎」みたいな感じはひとつもない。ビーチに行ってないからかしら。海辺はぜんぶ埠頭しか見てないから?

まあ、明日もまるまる観光できるから、もっといろいろ見てみよう。

 

そしてホステルに戻り、洗濯を決行した。

ちょくちょく下着類は洗っていたのだが、毎日着てるパーカーとか、たまってきたロンTとかを洗いたかったのだ。

曲者だったのが乾燥機。

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お金払うところがふたつ並んでるのが見て取れると思う。そして、乾燥機はぜんぶで4つ、上2個下2個と積まれている。

私は、下の乾燥機に洗濯物を入れ、左の機械でお金を払った。動き出す乾燥機。よし、45分後また来るからね。

45分経って、戻ってきて、洋服を触る。びしょびしょ。なんでや!?時間足りひんかったんかな。もういっかい、左の機械でお金を払う。動き出す上の乾燥機。

え!?とパニックになる私。よく見ると、

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UPPERとLOWER、書いてある。左が上の乾燥機、右が下の乾燥機に連動してると書いてある。

空回る上の乾燥機を止めることもできずに、下の乾燥機も回して、もう一回の45分を待つ羽目になった。

 

でもま、とにかく綺麗なパーカーは気持ちいい☺️から、よし!

やっぱり晩ごはんまでお腹は空かずに、というかちょっと空いてるけどもうめんどくさいから外には行かずに、

このまま寝ます!明日も早起きしてどこかへ出かけようっと。

 

おやすみなさい!

Have a good night💫

 

 

2023.4.2-2 サンフランシスコ-アメリカ合衆国

 

 

 

4月2日、2個目!

 

御堂筋線に乗って、ホテルに向かう私だが

着いたのはちょっと怖いネイバーフッド。

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道が汚い、音楽が鳴り響いている、なにより、道端で物を売っている。

「は、はえ、こわ、こわこわ」と呟きながら歩く。とうぜん、周りに日本人なんているわけがない。から日本語呟いててもバレない。というか女のひとり歩きも見当たらない。下調べが少なかった!、怖い!!

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1泊50ドルの安宿。

受付のインドファミリーは優しくて、「女の人も泊まってる?」とか「このへんって安全?」とかいろいろ訊く私ににこやかに答えてくれた。

答えてくれたけど!!!!

やっぱ無理!!!!!

バスルームは共用で、各階にトイレもシャワーもひとつずつ。すれ違うゲスト達はみんないい人そうではあるけど男の人ばっかり。

たぶん、大丈夫なんやろうけど。

人死になんて出てないやろうし(確かめようがないけど)、押し入られもしないやろうし、女1人でもぜんぜん、泊まれるんやろうけど!!!

 

私は部屋で荷物を下ろし、ホステルを予約して、受付の人に謝って鍵を返し(「ホテルが悪いとかじゃなくてね!ネイバーフッドが!ちょっと周りが怖いから!ごめんね!」)、ホテルを出た。

 

気を取り直してホステルに向かう。

サンフランシスコ、どうやら空気を読むと、交通手段が3か4種類くらいあるらしい。

1、メトロ(地下鉄)

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2、路面電車

写真ないからネットの画像

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3、バス

写真撮ってないしなぜかバスの画像だけペーストできないからなし

4、BART(速い電車)

ネットの画像

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で、これらを総称してMuniと呼び、公共交通機関で使えるカードをClipper Cardと呼ぶらしい。

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怖いネイバーフッドからとにかく逃れたかったため、3ドルもするのにカードを買った。

地下鉄に乗ろうとしたら、カードを買う選択肢しかなぜかなかったのだ。

電車の名前はJとかHとか、アルファベットで分かれていて、たぶん行き先によって呼び分けられているんだろうけど、それぞれ編成も車体のデザインも違うし、それなのに同じホームに滑り込んできてかなり初見殺し。

都会の交通機関ってむつかしい。ぜんぶ、ネットで調べずになんとなく雰囲気で察した私は空気読み日本人の鏡!Ta-da〜🎺

 

とにかく、ホステルの最寄りの駅で降りると

と、都会!!フゴーッ

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ふたたびの姉妹都市の看板。

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大阪ってサンフランシスコの姉妹都市なんかよー!サンフランシスコねえさん!🥺💓ビッグシスターすぎるぜ〜!

てか、首都でもないのに、パリと姉妹都市なん強くない? 上海もでかい。サンフランシスコってやっぱりすごいんかも!

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人がとにかくいっぱいいて誰も地べたに座ってないしマリファナの匂いあんまりしないし道端で物売ってないし観光地だ〜!うれぴ〜!!

ジンズやんけ!
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げんき〜?日本企業ある!あんぜん!うれぴ〜!!!

そして日航ホテルやヒルトンの近くにあるホステルに到着、うれぴ〜〜〜
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ふたたび、サクラメントでも利用したHIグループにお世話になります。

静かで古いHI Sacramentoとは打って変わって都会的で大きな、人もたくさんいるHI San Francisco Downtown。

疲弊しきったままチェックインして、指示された部屋に行く。下の段ふたつには先客がいて、私のベッドは二段ベットの上だった。まあよし。てかぜんぜんよし。なにしろ安全やもん。

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私の膝と、4人部屋。正面のドアは廊下に通じているオートロック。左のドアについては後で判明する。

さっきの怖いネイバーフッドのホテルと同じ価格。プライバシーはないけど、その代わりにセイフティがある。

どうやらキャンセル料も、1泊分で済むみたいで、残りの不泊分は返金してもらえるようだった。はあ、よかった。とりあえず万事おっけい!

 

で、荷物を置いてベッドをセットして(裸のベッドに畳まれたシーツ類がぽんと置いてあるのだ、ぜんぶ自分でやりなさい方式)、身軽になって出かける。

ぜったいに食べてやると思っているものを食べに………!

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傾いた日差しがいい感じにビルの肌に当たっている。サンフランシスコは、古い建物が多い。ニューヨークのリトルイタリーを思い出した。とにかくたくさんの窓と張り出した階段。

ほら、こんな!。これは2019年に行った冬のニューヨーク。

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そして、てくてく歩いていると、突然道の向こう側で放尿音がする。ぎょっとして周りを見回すと、青白い顔の人間ばかり!

ひえ!?また怖いネイバーフッドにいつのまにか入ってるやんかあ!!!

私は駆け足になって、とりあえず"その辺"を出た。なんというか"その辺"、としか表せない。道を歩いているととつぜん、ゴミが増え環境が悪くなって、ジャンキーがたくさんいて、明らかに道で放尿した跡やプープが落ちていたりする。

アメリカむずすぎ!!だってハイクラスのホテルが並ぶ通りから、数ブロックしか離れてないのに!

もともとセンシティブなのに、もっとセンシティブになっている私は、小走りで目的地に着いた。

例によって外観の写真は忘れている。気持ちが先行するタイプなのだ。

"Pearl's Deluxe Burgers"

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いえ〜い!!!

当たり前だよね!パワーチャージは〜〜〜??

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hamburgerとdiet coke!!!!🍔 Nothing else!

このハンバーガー(=Mini Pearl's Deluxe with Cheese & Bacon😤😤😤)が、もう めちゃ!くちゃ!おいしかった。

フレッシュなオニオン!トマト!レタス!メルティなチーズ!ふわふわのバンズ!そしてなにより焼き加減ミディアムのジューシーなパティが肉肉しくてさいこう、ああ今書いててつばが湧き出てきた!

ふがふが夢中で食べた。ぺろりっだ。おいしいものってこんなに楽しんで食べるのに、なくなるのはいっしゅん。

ぜったいもう一回来よう。と思った…………けど。

なんかまだお腹いっぱいじゃない。

朝ご飯以来なにも食べてなくて19時やしな。

…………ほぼ12時間なにも食べてないもんな。

………このお店もう一回来るとして〜〜〜。

「店員さん!チリホットドッグくーださい🫶」

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Ta Da〜♪♪♪♪♪♪♪

到着したそれは、予想外の見た目だった。

たぶん私、この間違いを前にもしたことがあるような気がする。

Chiliと聞くと、Chili pepperを想像してしまうのだ。つまり、Chili Hot Dogは、辛いホットドッグだと、思っていた。

ぶぶー!Chiliは、チリビーンズのチリでした!不正解😠😠😠

私チリビーンズ苦手!チリコンカンはお肉入っててスパイスいっぱいで好きやけど、チリビーンズのひたすら茶色くてどこかお豆の甘さがする、田舎っぽい味が苦手!

だからちょっとテンション下がって食べました。もうひとつもハンバーガーにすればよかった。

そしてとにかく疲れたので、胃はあったまって気分は少し上がったけども、グレタさんに睨まれながらホステルに戻る。

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熱いシャワーをとりあえず浴びよう、と思って、受付の人に場所を訊くと「廊下にあるよ」とのこと。

まあホステルやしな、そうやんな、がんばろ〜。と思いながら、共用のリビング的なところのすぐそばにあるシャワールームに入り、人々の声を聴きながらシャワーを浴びた。

が、ドライヤーがない。またドライヤー。ドライヤーって、どうしてかわからないけど、あるものだとはじめから決めきってシャワーを浴びてしまう。というより、シャワーを浴び始めるときにドライヤーのことなんてこれっぽっちも考えてないのかもしれない。ただ気分がよくなるためにシャワーを浴びているから。

仕方ないので部屋に戻り、ハイとだけ挨拶してあるルームメイトに訊く。

「ねえ私たちってドライヤー使えるよね?」

「うん、バスルームにあるよ!」

バスルーム…………?シャワールームと、トイレと、べつべつに廊下にあるけど、またフルのバスルームが他にあるのか………?

「ありがとう!」

そして髪の毛を濡らしたまままたうろうろする。果たして、曲がりくねった廊下の奥にフルのバスルームがあり、ドライヤーも無事に設置されていた。

ここのほうがシャワー浴びるのいいやん〜と思いながらドライヤーをかけて、部屋に戻る。やっとひとごこち、と自分のベッドに這い上がった。

リラックスしていると、もう1人のルームメイトが部屋に戻ってきた。ハイ〜!👋

そして彼女はそのまま、左のドアを開けた。

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この左のドアね。

向こうにあるのは、広い空間、バスルーム。

「Wha!? バスルーム!?」

私は思わず声をあげる。

そうよ〜と言いながらルームメイトはバスルームに入っていく。もう1人の、ドライヤーのことを教えてくれたルームメイトは、笑って言う。

「ドライヤーはバスルームって言ったやん!」

「うん、やから私廊下のバスルーム探しに行っててんやん!」

「なに〜、このドアなんだと思ってたわけ?笑」

「隣の部屋に行くドアかなにかと思ってた!ロックされてるのかな〜って!」

「試してみなきゃそういうときは〜」

私は、そうやね……試さなきゃね……と尻すぼみ。確かに、ブッキングドットコムにもプライベートバスルームって書いてあった。なんか、嘘かなあ〜って思って流してた。

 

そして眠る段になり、どこを探してもイヤホンがない。失くした。さいあく。

たぶん、首にかけてバスに乗ってるあいだにどこかで落ちたんだろう。

小さな小さな自分にしか聞こえないボリュームで、いつも寝るときに流すロングコートダディYouTubeを流しながら寝た。

二段ベットの上は暖かくてよかった。

ドミトリー、日本人でない人となら、べつにいけるかもしれない。程よい距離感が保たれているし。なにより安いし、安全やし。

長い4/2を早めに、22時くらいに終えましたとさっ。

 

明日は移動なしのサンフランシスコ観光!

Bye〜👋

 

 

2023.4.2 サンフランシスコ-アメリカ合衆国

 

 

Day7

 

Hi guys!!

How are you doing today??

I hope you guys enjoyed cherry blossoms🌸

 

デイセブン!?もう旅程の半分くらいも経っている!!どうしよ!まだなにもしてないのに!!

 

どう?みなさん元気?

私はやっと薬を得ましたので、hopefullyすぐに元気になる!

 

今日は朝のうち時間の許す限りサクラメントをぶらぶらして、13:55のバスでサンフランシスコに向かう。到着は16:30の予定。

 

朝、綺麗なお部屋で目覚めてさいこう。昨日の15時過ぎにベッドに入り、20時に薬のアラームで目覚めて、また1時間くらいしてから眠って、それから6時55分のアラームで目覚めた。

難点といえば、ベッドサイドのライトの消し方がわからず、何度か「夜明け!」と思って目覚めたことくらい。ほぼゼロやね!

なぜ6時55分のアラームを仕掛けたかと言うと、ホステルのquiet hour、静かにするお時間が夜の10時から朝の7時までだからだ。つまり、いちばんさいしょにシャワーを浴びたい😠

卑しい私はだから6時55分のアラームで目覚め、いそいそと準備をしてシャワーに向かった。

共用のバスルーム、誰もいない。

それどころかシャワー、床濡れてる。

誰か使ってるやん。クワイエットアワー嘘やん。

まあいいけどさ、シャワー使えたからそれで。

 

で、身を整えて、朝ごはんへ。"HI Sacramento"=滞在しているホステルでは、無料の朝ごはんがついてくるのだ。

建物じゅうに漂うコーヒーの香り。1階に降りると、ささやかなそれが用意されている。

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コーヒー、お紅茶(ブラックティージャスミンティー、あとひとつ選べた)

インスタントのオートミール、フルーツ(いちご、パイナップル、キウイ)、クロワッサン

 

豪華だ!

なによりフルーツがあるのが嬉しい。生ま物なんてないと思ってたから!

とはいえ私にはワッフルがある。f:id:nico-fuumi:20230403130418j:image

フルーツだけちょっといただいて、コーヒーが切れていたため、新しく淹れてもらうのを待つ間ジャスミンティーにした。

コンビニで昨日買ったりんごとぶどうのパックも添えて。

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これで4ドルしないくらい。

韓国に行ったときも、こういうフルーツがコンビニに売っていることにいちばん感動した。

ホテルの1階の売店に、マスカットやなにやらがたくさん売ってあるため、毎日爆買いして爆食したものだ。

どうして日本にはないんだろう。日本人にとってフルーツというのは、ある種高級品であるという意識があるような気がする。

傷のない、大きく熟れた、芳醇な香りのする、たわわな果物だけが歓迎されているような。贈答品や贅沢品であるかのような扱いだ。

そうじゃなくて、傷物でもちょっとくらい未成熟でも、スーパーで雑多に売ってくれれば喜んで毎日買うのに。

果樹というものにそもそも親しみがないのか。みかんだけが安価でたくさん食べられるのは、みかんだけが日本文化に古くから根ざしているからなのかな。

 

朝ごはんをむしゃむしゃ食べていると、何人かが階下に来て、思い思いに食べ物や飲み物を手にとって座る。

みんな、挨拶くらいは交わすけど、それだけだ。とても静か。

途中から受付の人がドビュッシーを流して、空間の静かさがより強調された。

こんな感じならぜんぜんいいなあ、と思った。ホステル、ぜんぜんいいなあ。

ひとりの女の人が、空間は広く席はいろいろあるのに私と正対する位置に座った。視線はぶつかり、ハイと交わす。日本ではありえない事象だ。

ここが日本で相手が日本人なら、私はたぶんぎょっとして、多少不快になるだろう。(「なに?なんで?他に席あるやん」)

でも、ここはアメリカで相手は自分とはまったく別のところから来た人、と思うととたんに、なにもかも気にならなくなり、その無遠慮さを好もしくさえ思える。

「違う」ということがそのまま許容に繋がるのだ。この狭量な私にとって、キーは「比較不可能なほどあまりにも違う」ということだ。

それに、これは何度も言っていることだが、相手が自然体であるということが重要だ。なんの意図もなく、なんの遠慮もなく、ただその席に座っている、自然に、ナチュラルにそうすることを選んでいるということが大事だ。「そっか。」と思えるからだ。「そっか、オッケー。」と。

 

そうして平和な朝ごはんを、若干の胃もたれとともに終え、部屋を片付け荷物を預ける。

"シーツとタオルは自分でバスケットに入れてってね"スタイルなので、それをしてから意気揚々とホステルを出た。

とくに目的はないけど、バスの時間までお散歩してから、お茶でも飲もうかなあ。

今日もカリフォルニアの朝日が輝かしい。晴れてて気持ちいい、寒いけど。

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そして歩いていると、Cathedral=カトリックの教会があった。

入り口になんか笹の葉みたいなんが置いてあって、みんながそれを手に取って入っていく。

何が行われているか気になった私は、警備員さんに話しかけた。

「こんにちは、私クリスチャンじゃないけど入ってもいい?」

「クリスチャンがなに?」

「クリスチャンじゃないんやけど教会に入ってもいい?」

「ここはカトリックの教会だよ。」

違いがわからない私は謝る。ごめんなさい!、でもカトリックってキリスト教の宗派なんじゃないの??

「誰でも入ってオッケーだよ、神のご加護を」

警備員さんは微笑んでくれた。

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中に入ると、思ったより広い聖堂は満員で、私は後ろのほうに空いてる席を見つけて座る。

高い天井、正面には色とりどりのステンドグラスがイエスの物語をなぞっている。そして天井からかかる、磔になったイエス。イエスだらけ。

おじさんが5人くらい壇に並んでいて、左端と右端のおじさんが交互に喋っている。

これが、英語で話しているはずなのだが、反響のせいで何を言っているのかまったくわからない。

英語初心者の常として、近くで大きな音量で聴くと理解できる英語でも、遠かったり反響してたりマイクを通されたりすると途端に聞き取れなくなるのだ。

なのでしばらく、周りの人に合わせて立ったり座ったりしたけど、何もわからないし体温調節が効かなくて体調も悪くなってきたので、退散した。

冷やかしになってごめんなさい。

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明るい太陽のしたに出てひと安心。

教会というものは、しかしもって私の好きなもののひとつだ。

なぜなら、それは完全にその地域に根ざし、閉じられていると同時に開かれているからだ。

信じるものがあり、導く役割の人間がいて、善悪の基準がはっきりしているがゆえにルールを破ることもできる。

ゆるい共同体に憧れる。し、単純に教会とか聖堂の静かな感じが好き。お墓参りを好きな理由と似ているかもしれない。心が静かになり、そこにいることが無条件に許容される感じが好きなのだ。

そして教会の入り口にあったのは、笹じゃなくて椰子の葉だった。キリストがエルサレムに入城したときに、民衆が椰子の葉を敷いて彼を迎えた故事から、復活祭直前の日曜日(=まさに4/2の日曜日)をパームサンデーとしたんだってさ。

そういう、何日にこういうことしますよって決まってるようなとこもいいなと思う。

 

そういえば、副鼻腔炎の薬がほしいんだった、と思い出して、薬局まで歩いていると、古着屋さんがあった。

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昨日グレイハウンドのバスで一緒になった韓国のおじさん、もといKimさんが、サンフランシスコは寒いよと教えてくれた。

なので、セーター買ったら?とママからお達し。ちょうど見つけた古着屋さんで、9ドルでもこもこの服を買った。ラッキー✌︎

 

そして薬局で鼻スプレーを買う。f:id:nico-fuumi:20230403134437j:image

これか、服用するやつか、どっちでも効くよ〜と店員さんが教えてくれた。

この辺の人は、ひとつ訊いたらわかるまで、最後までちゃんと、教えてくれる。

私は「ママがスプレーがいいよって言ってたからスプレーにするわ!」と言って、それをもらった。
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そして地元の人気なおしゃれカフェに行き、

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ティーラテに蜂蜜を入れてもらったやつを飲みながら鼻のなかにスプレーした。

なんとなく効いてる気がする。

 

そうこうしてたら時間も時間になっていた。

13:55発のグレイハウンドバス、時間は12:20。

 

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顔が数字になってしまった悲しき像を横目に


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「カナダとかアメリカは外で飲酒したらだめやからお店の外の部分に囲いがあって戸外やとそこのなかでしかお酒飲めないんだよ」を説明するための写真を撮ったりしながら
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安心安全のセブンイレブンに着いて、フルーツとハリボーを買った。ハリボーは、のど飴がわり。

そして宿に戻ると13時。バスステーションまでのシティバスを調べると、ちょっとさっきにもう出てる。次の便はもうぎりぎり。

あれ〜?参った。いつの間にこんなギリギリになったんだ?

仕方ないので8キロの荷物を背負って30分、歩いた。

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あー!見慣れたハウンドくん!

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TENGAだ………。
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そしてサンフランシスコへのバスに無事乗り込めた。

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見慣れた3カ国語での「シートベルト締めろ」、抱き慣れた「なんで英語だけそんなに簡潔なん」の疑問。他の言語では(たぶん)安全のために〜とかの補足があるのに。

私が乗った時にはまだ人はまばらで、私は割り振られたシートに座った。運転手さんは適当な人で、「Ayaね、オッケー、名前あとで確認しとくし先乗っといて」って感じ。人によってカラーでるなあ。

出発の5分くらい前になるとなだれるように人が乗り込み、たちまち満員になった。

私の隣にはまるっとしたメキシコガイが乗った。目も合わなかったけど、シートベルトするときはちゃんと身体を避けてくれたし、ずっと腕組んで邪魔にならないように?気を遣ってくれてたっぽいしいい人そうだった。

なのだが、インドガイとちょっと口論になっているのを見て、はらはらした。

インドガイは、自分に割り振られたシート(私の隣)はそこだ、アプリにもそう出てるからメキシコガイに退けろと言う。

メキシコガイは、運転手はシートなんて関係ないと言ってた、俺は退かないお前が他の席を探せと言う。

インドガイは、頑としてそのシートの前を動かない。メキシコガイは、あほか運転手に聞けばわかるでと主張する。

私は困った顔をする(これは別に誰にも見られてないしただ自分がしてるだけ)。

しばらくして運転手さんが来て、「書かれてる席は関係ないからとにかく空いてるとこ座ってくれ〜」と言って場が収まった。

でもさあ、と私は思った。

でもさあグレイハウンドのアプリでさ、席の指定できるし、しかもそれってプラスアルファで3ドルぐらい払ってるんやで。そやのにいざ乗るときになると「そんなん関係ない」ってさあひどくない?と。

そしてでもまあアメリカやし、いっか。と思った。私は窓際座れてるし〜。

 

バスではお馴染みとなったこのスタイル

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3時間の旅程なのでマスクを濡らしはしてないけど、冷房ついてて寒いしできるだけ肌を見せないどきたい。

 

そして満員のバスは何事もなくサンフランシスコ到着。

バスタ新宿みたい。今までになくきれいなステーション。

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そしてホテルへ向かうメトロに向かって歩いていると、ロールパンナみたいなポストがあった。

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ローーーラーーーー
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ポストじゃなかった。ポリスのテレフォンと

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ファイアアラームだった。

 

迷いながら、人に聞きまくりながら、地下鉄に乗る

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途中で地上に上がる、御堂筋線スタイルやった。

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サンフランシスコっぽい家々。

 

長くなったので2個にわけます!つぎ!